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先日はサンチンという武術の型の練習で、
捻れの作用や、平等の表現をしました。
その武術稽古の後、稽古生の一人が、
こんな事を話してくれました。
「荻野先生、実は今日は武術稽古はお休みしようと思っていたんです。
だけど、ちょうど最近読んでいる刃牙という漫画で、空手家の愚地独歩という人物が、体調が整わずに襲われた時に、こんな事を言っていました。
『人間生きてりゃ飯も喰えば酒も飲むんだ。
ケガもするし病気もするだろうよ。
ベストコンディションなんて望むべくもねぇ……。』
それで、ハッと気づいたんです。
いつも体調が良い時にだけ稽古をするのは違う気がするって。
今日は絶不調ですが、稽古にでたお陰で、
楽しくまた新しい自分を見つけれました。。」
これは私自身が稽古の時に言っていた事でした。
それは、
「どんな理由があっても、
いつでも今が一番の調子良い時。
いつでも今がベストコンディション。
それが結果でもあり過程でもあり。
例えば、
事件に巻き込まれた際、
自然物である相手の方に、
ちょっとまだ私はベストコンディションじゃないから、またにして下さい。
は通用しないですよね。」
施術でいうならば、
頭が触れないならば、
お腹で、お腹が触れないならば背骨で、
背骨が触れないならば手足で、
今、どこも触れないならば空間で、
整体という手入れをする。
みたいな哲学にも繋がってきます。
それにしても、稽古生の方から自分が発言していた言葉が返ってきて、とても感動しました。(^^)
鉄分が多い食べ物としては、
牛、豚、鶏レバー
牛肉、豚肉、鶏肉、馬肉。
卵黄、コンビーフ。
カツオにマグロ。
煮干しに、サバ、イワシ。
アサリにホタテ貝柱、
ほうれん草に小松菜、ひじき。
大豆に豆腐。
足りないと、
貧血、めまい、耳鳴り、シミがニキビ。
血色悪化に、集中力の低下。
爪の変形などが起こるのは昨日話した通りです。
これらも単品で摂取するよりも、
複合させて摂取した方が良いですね。
後は、鉄のフライパンなどは手入れは必要ですが、一つは持ってると役立ちますね。
ちなみに、ビタミンB群や鉄は腸管で吸収されますが、
腸内環境が良くなければ吸収されませんので、
まずは腸内環境の改善が大切だったりもします。
めまいや立ちくらみがある、、
手足が冷えやすい、、
よく頭痛や肩こりがおこる、、
口内炎がよくできる、、
アザが出来やすい、、
月経量が多い、、
夕方に疲労感が強い、、
階段で息切れする、、。
これらの症状には鉄分か関与しています。
女性は毎月一回の生理で約30mgの鉄が失われてしまうので、どうしても鉄分不足になり易いです。
見た目だと、
肌荒れや、シミ、
口の周りのニキビ、
爪の割れ、
抜け毛、
がわかり易いですね。
病院で貧血とならずにA判定でも、症状が出る人に共通する理由として、
血液検査で診断するのはヘモグロビンと、ヘマトクリットなのですが、
隠れ貧血の方が低いのはフェリチン。
フェリチンは別名、貯蔵鉄分、
要は鉄分の貯金数値です。
この鉄分は、
子宮の内膜を作るのに材料になります。
赤ちゃんにとってのベッドですね。
この鉄分を補うために、以前書いたタンパク質がいるんですね。
ほうれん草や、プルーンなどの植物性鉄分を取るだけだと、どうしても吸収率も悪いようです。
ですがレバーや赤身の肉、魚のタンパク質を摂る事で吸収率はグンと高まります。
調理はなるべく揚げ物や油ではなく、
湯通しや、蒸しが良いですよ。
タンパク質が多いのは?
と良く聞かれるので、参考にして下さい。
牛肉、豚肉、鶏肉、鴨肉、アジに、サワラに、本マグロ。
トビウオに、サバ
カツオ、サンマ、イワシ、ブリ、ホタテ。
イカにエビ。
卵にチーズ。
大豆に黒豆、枝豆。
ひよこ豆。
納豆、豆腐です。
不足は肌の潤いが、なくなり
歯がもろくなり、血管がもろくなり、
筋肉が衰え、貧血で、
細菌ウィルス感染にあいやすくなります。
ちなみに、いくら高タンパク質が不妊や妊娠中に良いと言っても、食べ過ぎは注意です。
タンパク質からエネルギーに変わって、インスリン負担は、もちろん、
動物が食べさせられている成長ホルモン剤や抗生物質、
魚が食物連鎖の果てに蓄積する水銀や添加物の問題もありますからね。
帝王切開後にものすごい頭痛になられる方の場合、
一番の原因は麻酔であることが考えられます。
腰椎硬膜麻酔なので、膜の動きが鈍る事で
脳脊髄液が低下しているはずです。
この場合は寝ても覚めても痛みが続き、血圧も不安定になり、
しばらく大変辛い日々になります。
更にお腹の傷から、皮膚膜の歪みによって、肺呼吸の方も浅くなってしまい、回復が遅れるわけです。
肺呼吸は深呼吸で多少かわりますが、
脳硬膜の呼吸は、
麻酔の副作用なので、直ぐにはなんともできませんが、、、
あまりの痛みをなんとかできないかと、
私も手を尽くすようにはしています。
もちろん改善は時間が必要になります。
セルフケアでやれる事としては、
寝る姿勢を斜めにしたり、
ゆったり深呼吸をして貰ったりする事でしょうか。
後は一次呼吸、脳脊髄の呼吸を深くする事ですね。
これは左右に頭を触ると良いです。
間違っても、肩を揉んだり首を揉んだりはしない事です。
炎症が起こり、余計に辛くなりますので。
後は消化の良い赤身のお肉を食べて栄養を付け、ブラックアイを首や顔に貼るのも良いです。
また水分をしっかり摂取してもらうとより早く回復します。
妊娠体質をつくる基本中の基本栄養素とは?
それはタンパク質です。
こいつが、なくっちゃ始まらないって位の基本栄養素です。
タンパク質は、身体の皮膚から筋肉、骨から内臓、血管、歯、爪から、ホルモンにいたるまで、すべての材料と言っても過言ではありません。
どれ位の量が必要かといえば、
だいたい体重1kgあたり、1.5〜2.0gくらいですね。
生卵一つがおよそ6.5g
牛肉100gにつき20gくらいです。
加熱や消化吸収によって更に半減したりしますので、結構大変。
そこで、
豆腐や納豆など、植物タンパク質と一緒に取ると吸収率が上がり良いです。
タンパク質は、ホルモンの材料となるコレステロールをコーティングして体内を移動させす。
タンパク質がないと、コレステロールは脂質なので血液に溶け込めないんですよ。
ストレス社会で、タンパク質がないと運ばれるコレステロールは低くなり、女性ホルモンも減ってしまうんですね。
ちなみに、LDLコレステロールが身体の各組織に運ばれます。
HDLコレステロールは組織で余ったコレステロールを回収されるものです。
妊娠に必要な栄養素、それはビタミンB群。
足りないと、心の不調の原因にもなる要素です。
ビタミンB群はもともと、代謝ビタミンとも呼ばれていて、様々な食べものと相互に関与しながら生命エネルギーを生産します。
当院のサプリのベクトを単独でよりも、食事と一緒にの理由がこれです。
妊娠との関連で強いのは、
ビタミンB群が不足すると、卵子のエネルギーも不足になるからです。
特に妊娠初期には、中枢神経の発育時にビタミンB群のビタミンB12と葉酸が必要になります。
このビタミンB群ですが、
不妊でお悩みの方は、タンパク質や、鉄分と並んで欠乏気味の方が多いです。
ビタミンB群は全ての神経伝達物質の合成にかかわりますので、少ないと睡眠障害が目立ちますね。
例えば、
先ず寝つきが悪くなったり、
眠りが浅かったり、
なんども目が覚めてしまったりします。
また、記憶力や集中力の低下が現れたり、
慢性的な肩こり、首こりがあらわれます。
食生活では甘いものが好きな方や、お米やパン、精製食をよくメインにされる方は、
ビタミンB群が、糖質に含まれるブドウ糖を代謝する過程で消費されるので、不足しやすいです。
これらビタミンB群を有効に摂取するには、
小松菜やブロッコリーだけで食べるのではなく、一緒にお肉を食べましょう。
例えば、
牛、豚、牛レバー、豚ヒレ、豚モモ、鴨肉、
ウナギ、マグロにカツオ、サンマにサバにマダイ。
タラコにブリ、カレイ。
何故低糖質が良いのでしょうか。
そもそも、
糖質過多が不妊症につながるってご存知でしたか?
甘いものばかり食べてないし。
朝食を抜いて空腹にしてるし。
という意見もでますが、
当院に来られてる方はもうご存知の通りだと思いますが、
糖質とは何も、お菓子やケーキなどだけをさすわけではありません。
精製された白米やパン、
パスタ、ラーメン、うどん、といった主食と呼ばれるものにも多く含まれています。
では何故それほど糖質が?
これには血糖値が関与しています。
血糖値とは?
血液の中のブドウ糖の濃度の事です。
ブドウ糖とは活動エネルギー源の一つですね。
この血液の中のブドウ糖の濃度は、
高い時は膵臓からでるホルモンが一定に調整してくれています。
偏ると危ないからですね。
それはインスリンというホルモンです。
逆に低いときは、アドレナリンやコルチゾールといったホルモンが血糖値を上げてくれるのですが。
血糖過多になると血糖値が急激な上がり方をしてしまい、危ないからインスリンで急激に下げてと、グラグラ状態になります。
いわゆる低血糖と呼ばれる状態ですね。
低血糖の状態になると、
眠くなったり、ぼっ〜となったり、イライラしたりし易くなります。
一時的に脳が栄養不足になるからです。
朝食を抜いて空腹時を長くとってからすぐの糖質摂取は、血糖値を急激に上昇させます。
この急激な血糖値調整による膵臓負担が有名な糖尿病ですが、
他にも排卵障害の重大な原因になったりもするんですね。
また、子宮内膜症の進展にも繋がります。
現在は糖質過多の傾向ですので、
妊娠を考えた場合、
充分に意識したい大事な所です。
妊娠を考えた場合、
歪みを整えた循環だけではなく、
循環させる内容、
すなわち栄養素が大切だと話ました。
特に、
卵巣機能不全や、
多嚢胞性卵巣症候群や、
黄体機能不全
と言った、
排卵や卵巣が原因の不妊の場合は、
食べ物や、
食べ方
という栄養素の問題を解決させれれば、
改善は目に見えてくるはずです。
食べ物は、低糖質で高タンパク質。を中心に。
食べ方は、懐石料理をお手本に。
ですね。
身体へのアプローチは整体で行えますが、
身体をつくる内容物は食事が基本になってきます。
まず、押さえておきたいのは、
元気にみえる身体と赤ちゃんができる身体は違うということ。
普段から、健康を、意識して大豆食をメインに野菜をよく取りお肉は控えています。と、
よかれと思った、元気を生み出すような食事生活が、
赤ちゃんができやすい環境から遠ざかっていることになっていたりします。
いわゆる、低栄養障害です。
これは、病院ではなかなかみつからず、
見つかるのは貧血くらいです。
低栄養の症状としては、
頭痛や手足の冷え、
不眠、
生理痛、
疲れやすいという不定愁訴が現してくれたりもしています。
月経不順、
PMS、
無排卵月経、
これらも、低栄養が原因の一つとなります。
なぜなら、
ホルモンの原料となるのは食事だからです。
これから、それら食事について書いていきますね。