Blog記事一覧 > 5月, 2025 | 淀川区・十三で評判の荻野接骨院の記事一覧
こんにちは。

今年はなんだか少し寒気がありますが、
そろそろ湿度に塗れる時期がやってきますね。
肌にまとわりつく空気、
髪のうねり、乾かない洗濯物…。
この時期になると、
「なんとなく身体が重い」
「ずっとダルい」といった声をよく聞きます。
実はこの不調には、
湿度の高さが関係しているのですが、
高湿度の環境では、前回お伝えした、
自律神経の調整や、
体温調節機能が、
うまく働かなくなってしまうのです。
特に以下のような方は要注意です。
アトピーや皮膚トラブルを抱えている方
副腎疲労や慢性的な疲労感のある方
タンパク質不足で、ふにゃっとした体質の方(朝が弱い方など)
湿度が体に与える影響とはなんでしょ?
1.汗が蒸発せず、体に熱がこもる
本来、汗は「蒸発する時」に、
気化熱を奪い、体を冷やしてくれます。
しかし湿度が高いと、
汗が空気中に蒸発できず、
体の中に熱がこもってしまうのです。
すなわち、だるさ、熱っぽさ、疲労感、
熱中症のリスクが高まるわけです。
2.自律神経のバランスが乱れる
湿度が高くなると、
体温調節のために自律神経がフル稼働しちゃいます。
その結果、交感神経が過剰に働いたり、
逆に副交感神経(背側迷走神経)が優位になりすぎたりして、バランスを崩しやすくなります。
すなわち、気力の低下、集中力が続かない、
気分や感情の起伏が激しくなったり、咳が続くといった不調が出やすくなります。

3.隠れ脱水になりやすい
汗はかいているのに、
肌にまとわりついて蒸発しにくい…。
すると、
水分と一緒にミネラルも失われているのに、
「喉が渇いた」と感じにくくなってしまいます。
すなわち、ナトリウムやマグネシウム不足が
起こり、頭痛・筋肉のだるさ・倦怠感につながります。
4.血流が滞りやすくなる
高湿度で体表の血管が拡張すると、
血液が末端(特に脚)に滞りやすくなります。
すなわち、 足のだるさやむくみ、重だるさ、
暑いのに冷えなどを感じやすくなります。
5.酸素がうまく使えなくなる
湿った空気は、
肺での酸素の交換がしづらくなるため、呼吸が浅くなりがちです。
すなわち、 脳や体に酸素が届きにくくなり、
眠気や集中力の低下、ぼんやり感につながります。
湿度に負けない体をつくるには?
5つの対策として。
① ミネラル入りの水分補給を意識する
冷たすぎない常温の水に、**自然塩(海塩など)+マグネシウム(にがりやサプリ)**をプラス
「水分だけ」ではなく、細胞レベルで潤すことが大切です
すなわち、頭痛・だるさ・立ちくらみの予防に効果的です。
② 軽い運動やストレッチで血流を促す
体を大きく動かす必要はありません
ストレッチや軽いスクワット数回でも十分効果があります!
すなわち血液循環が良くなり、体が軽く感じられることが多いです。
③ 経皮吸収でマグネシウム補給
マグネシウムスプレーやエプソムソルト風呂がおすすめです
特に、足のだるさや寝つきの悪さがある方に効果を感じやすいです
湿度疲れを癒す「セルフケア時間」としてもぴったりです。
④ 冷房対策に“冷やさない工夫”を
冷えすぎた空気は、体にとってはストレスになります
クーラーよりもドライ、除湿機を使ってみましょう。
「首・足首・お腹」は冷やさないことが大切です
足首まである靴下や、
腹巻きもおすすめです。
⑤ 夜は湯船に浸かって交感神経をリセット
38〜40℃程度のぬるめのお湯で、
ufv入浴剤を使い副交感神経を優位にし、
入浴後は涼しい部屋で、
リラックスして過ごすのも理想的です
すなわち睡眠の質が上がり、
翌日の疲れが残りにくくなります。
湿度に悩まされる毎日も、
自分の体と向き合うチャンスかもしれませんね。
無理せず、
工夫しながらこの季節を乗り切りたいところ。
でも、ちょっと余裕があるなら、

湿度に沈むのではなく、
湿度とともに“深まるって選択肢は?
この季節を、
「乗り切るもの」としてだけ見るのではなく、
自分に還る時間としても味わってみては?
例えば、
ほんの少しでも呼吸を深く、
歩みをゆっくり、
感覚を丁寧に扱ってみることで、
湿度の中にすら、
“本来の自分”と繋がる道が見えてくるかもしれません。
不快の中にも、気づきがあり。
重さの中にも、静けさがあり。
曇り空の奥にも、いつだって空は広がっています。
この季節を、
あなた自身の“深まり”として、
過ごしてみるのも?^ ^
こんにちは。
5月も半ばを過ぎ、湿気と暑さがじわじわと始まってきましたね。
この季節、頭痛や肩こり、倦怠感など、
「なんとなくしんどい」という方がぐっと増えてきます。
その原因のひとつにわかりやすいのが
自律神経の乱れ。
無意識にがんばってくれている縁の下のちから持ちが、
静かに疲れてきているのかもしれません。
自律神経は、
呼吸などで間接的に影響を与えれますが、
基本的には、
意識ではコントロール不可能な神経です。
普段の生活習慣がものすごく大切で、
運動、食事、環境、睡眠、思考の
正しい知識に基づく毎日のケアの積み重ねがキモになります。
そもそもなんですが、
自律神経って老化するんですよ。
最近知ったんですけどね。笑
特に30代を過ぎた辺りから、
10代がピークだとすれば、
普通に過ごしていても、
40代では約半分のトータルパワーになってしまいます。
トータルパワーとは、
呼吸、心拍、血圧、体温、消化、吸収、排出、代謝などの働きのエネルギー量です。
ちなみに60代では4分の1を下回ります。
男女差も70代に入ると、
ほぼ同じになりますが、
若い間は男性の方がパワーは高いです。
では、
そんな自律神経の老化の引き金とは一体なんでしょ?
それは、炎症、すなわち
有害な活性酸素による酸化です。
中でも自律神経を構成する神経細胞ニューロンは、
一度傷つけられると再生はしないと言われています。
だからこそ、
30代を超えたら右肩下がりになる
機能低下の原因になる酸化を防ぎ、
自律神経に負担をかけないように
していくことが重要になってきます。
つまり、
自律神経って「意識で操作できない」から、
日々の無意識的な暮らし方
そのものに影響されてしまうんですよね。
呼吸、心拍、消化、吸収、代謝…。
これらすべてを、
無言で、無休で、調整し続けてくれている神経系。
私たちはそれを、
普段ほとんど意識していません。
けれど、
それに守られて生きているのです。
では、どう守るのか?
大切なのは、
何か特別なことを足すというよりも、
「これ以上、削らない」ことです。
つまり、
神経にとっての“邪魔”を減らすこと。
たとえば、
酸化を招くような食生活(糖質過多・加工食品・トランス脂肪酸)を控える
炎症を鎮めるミネラル(マグネシウム、亜鉛)、ビタミンCやE、水素ガスなどを意識して摂る
スマホやLED、音の刺激、情報の洪水から少し距離をとる
深い呼吸を思い出す時間をつくる
湯船に浸かる、自然の中を歩く、風の音や鳥の声に耳を澄ませる。
こうした静かに整える習慣は、
自律神経にとっての
「目には見えないサプリメント」になります。
自律神経は、繊細な“バランサー”
そして何より、自律神経というのは、
ただの「身体の調節装置」ではありません。
外の世界と、
内なる私たちの“存在”をつなぐ
橋のような役割も担っています。
たとえば、
誰かの怒った声を聞いた瞬間に
心拍が上がったり、
森の中で風を感じた瞬間に
呼吸が深くなったり。
それらはすべて、
「今、何かが起きている」と
教えてくれる感覚の通路=自律神経の働きなのです。
自律神経が整うと、
今ここが戻ってくる。
交感神経と副交感神経、
緊張と弛緩、
動と静、
陽と陰。
などなど。
このバランスが整っているとき、
私たちはようやく今、ここに、
戻ってこられます。
だからこそ、
自律神経を守るというのは単なる健康管理ではなく、
「意識の質を守ること」
そして、
自分自身の静けさ?在り方?を取り戻すことにつながっているのです。
整体でお手伝いできること、
「わかってはいても、整えられない」
「頭では知っているけれど、うまく休めない」
そんなときこそ、
整体という直接的だけど静かなアプローチが役立ちます。
整体では、
身体にやさしく触れることで、
皮膚のすぐ下に広がる自律神経ネットワークに穏やかに語りかけていきます。
ゼロ圧という、あいだの感覚
当院では、特に「ゼロ圧」と呼ばれる触れ方を大切にしています。
それは、押すでもなく、引くでもなく、
重くもなく、軽くもない、
緊張と弛緩のあいだにあるような圧。
このゼロ圧の状態は、なんと
交感神経と副交感神経の両方を静かに活性化させるといわれています。
つまりリラックスしながらも、活性化する、
深いところでエネルギーが目覚めていくような感覚です。
整うときに戻ってくるもの。
それは何かは分かりませんが、
施術中に、ゆらゆらと動きが出たり、
ふと深い呼吸が出たり、
心が静かになったり、
時には涙がこぼれる方もいらっしゃいます。
神経の緊張がほどけ、
感覚が自分自身に還っていくプロセスなのかもしれません。
本来の整体とは、
単なる「姿勢の調整」ではなく、
存在の奥行きに触れるような施術でもあるのです。
自律神経の老化は、年齢とともに自然に起こりますが、
そのスピードを緩やかにすることも、
深い回復の力を引き出すことも、
日々の生き方で変えられます。
がんばりすぎず、あきらめず、そして誤魔化さず。
日々の中で、
からだにやさしく触れる時間を。
迷ったときは、どうぞご相談ください。
身体の中に眠る本来の還元力を、
一緒に静かに目覚めさせていきましょう。
こんにちは。
暑くなってきましたね。
自律神経に負担がかかり、
なんやかんやと大変な方もおられるかも知れませんが、
今日もちょっぴりわかる人には、
わかるかも知れないお話をしてみましょう。
「棚からぼたもち」という言葉には、
なぜか心をくすぐられるような響きがありませんか?
なーんにもしていないのに、
どこからともなく、
甘くやわらかなものが落ちてくる。。。^ ^

努力せず、
望まず、
ただそこにいるだけ!
で、
ご褒美のような奇跡がやってくる。。。^ ^
誰にでも、
一度はそんなふうなことを、
願ったことがあるかもしれません。
今の世の中でも、
何となく「勝手に良くなる幻想」が、
静かに広がっているように思います。
・これを持つだけで
・これを食べるだけで
・これを学ぶだけで
・これを言葉にするだけで
何かが変わると信じさせるような仕組みが、
あちこちに息づいています。
そして、気づけば、
ぼたもちを待ち続ける日々が
始まっているのかもしれません。
身体の世界にも、同じ空気が漂っています。
・過去のトラウマを癒やせば、すべてが整う
・身体の声を聞けば、自動的に回復が始まる
・思いを言葉にすれば、人生が動き出す
そんなふうに、
「なにか一つをすれば、あとは勝手に…」と
いう期待が、
知らず知らずのうちに根を張っていきます。
でも、そうした考えは
身体の現実とは、
少し違っているように感じます。
栄養は、
ただ摂っただけでは届きません。
睡眠は、
長ければいいというわけでもありません。
施術も、ただ受けたからといって、
変化が起きるとは限りません。
身体はいつも、
選び、応じ、揺らぎながら、
静かに
“生きている”という営みを続けています。
整うとは、
よくなるとは、
うまくいくとは、
それは、「やり方」の話ではなくて、
「在り方」や「間(ま)」
との関わり方の話かもしれません。
ほんの小さな
手 間 をかけて、
名前のつかない行動を重ねながら、
気づかれない内側の調整を、日々続けていく。
その積み重ねの先にある “間” に、
あるとき、
ぼたもちは落ちているのかと。
でも、そのときにはもう、
それを“ご褒美”とは感じないかもしれません。
ただ、
「ああ、流れているな」
「いまは、そういうめぐりだな」
そう思えることこそ、
とても大きなギフトなのかもしれません。
全ては良いことしか起こってない。
これは事実なんでしょう。
しかし、それは自己にとってではなく、
この存在にとってなんですね。
そんな自己の期待を超えて訪れるものは、
比較しようのない、
十分なスペースの中にしか現れません。
そしてそれは、
準備すら忘れてしまった頃の “間” に、
そっと、
“やってくる”のかも知れません。
そんなお話でした。^ ^
ゴールデンウィークは、田植えの時期でした。
そこから、
お米からのイノチの連鎖を
感じたので、
なんとなく書いてみました。
恐竜が眠った大地で、
新しい草たちは 小さな命を結び
やがて ひとの手にすくい上げられた
太陽の光をたっぷり吸い
雨に打たれ 風に揺れ
稲は静かに 生き延びてきた
米を食べるということは
何千年もの祈りを 手のひらで受け取ること
自然に任せるとは
ほったらかすことじゃない
支配することでもない
ただ
興味深く見守り 手を添え
いのちがいのちであれるように
呼吸を合わせること

今日もまた
ひと粒の米が
静かに 世界をつないでいる




























































