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こんにちは。
すっかり秋の空気ですね。
今日は、秋の肩こりは、
肩だけの問題ではないかもしれない
って話です。
10月に入り、
朝晩がかなり涼しくなってきました。
この時期になると、
毎日眠い、
喉や鼻がおかしい。
首や肩がいつもより凝ってる。
朝起きた時に身体が固まっている。
みたいな、そんな感じしませんか?
季節の変化では、
「乾燥」と「冷え」がおこり、
身体へ影響してきてるのですが。
夏は気温も湿度も高いですが、
秋になると湿度がぐっと下がります。
東洋医学では、
秋は「燥邪(そうじゃ)」の影響を受けやすい季節とも言われています。
難しく考えなくても、
空気が乾燥すると、
鼻や喉、目などの粘膜も乾きやすくなりますね。
鼻が詰まったり、
喉が乾いたりすると、
呼吸も少し浅くなります。
すると知らないうちに、
肩を持ち上げたり、
首周りの筋肉を使ったりして
呼吸することがあります。
知らなまま、筋肉も血管も、神経も緊張してる。
そう。呼吸しにくい身体になった結果として、
首や肩が頑張っている。
まずそれに気づけているか?
これはすごく大事なところです。
そして、もう一つが「冷え」
昼間はまだ暖かいのに、朝晩は急に冷える。
この寒暖差も身体にとっては結構な仕事ですよ。
特に、見落としやすいのが寝ている間なんです。
人間の体温は睡眠中に低下しますし、
外気温も明け方に低くなることがあります。
そのため、
「寝る時は寒くなかったのに、朝起きたら身体が冷えていた」
ということが起こります。
身体は冷えると、
そのまま何もしないわけではありません。
熱を逃がさないように身体を縮めたり、
筋肉を緊張させたり、
自律神経を使って体温を維持しようとします。
首をすくめるような姿勢を
想像すると分かりやすいですね。
これを何時間も無意識にやっていれば、
朝起きた時に、
あれ、首が回らない。
左肩がガチガチ。
寝違えかな、背中まで張っている。
となっても、
それほど不思議ではありません。
同時に、体温が下がることで、
風邪っぽいようなだるさと、
肩こりが同時に出ることもあります。
いわゆる秋のアレルギーとも間違われやすいですが、
鼻水、
喉の違和感、
軽い咳、
身体のだるさ、
などが出ることがあります。
でも、
アレルギーぽい、風邪っぽい症状が出る時も、実は外部からの感染だけではなく、
睡眠不足、
肉体疲労、
精神的なストレス、
などが重なることで、
もともと体内に住み着いている、
菌やウィルスが活性化し、
身体の反応が強く出ることがあったりするんです。
まあ色々ありますが、
つまり、
感染、
乾燥、
冷え、
疲労、
睡眠、
ストレス。
身体の中では、
それぞれが完全に別々に存在している
わけではなく。
肩が凝った時、
「肩の筋肉がおかしくなった」と
考えがちですが、
もしかすると肩は、
冷えから身体を守ったり、
浅くなった呼吸を手伝ったり、
疲れている身体を支えたり、
免疫の反応として、、
一生懸命働いてくれているのかもしれません。
そう考えると、
凝っている筋肉を、
無理やり緩めることだけが
答えではなくなります。
では、
秋の身体にできることは??
難しいことをする必要はありません。
朝晩の冷えに合わせて寝具や服装を調整する。
湯船で身体を温める。
鼻や喉、目を乾燥させすぎない。
スマホやパソコンを時々休ませる。
呼吸が浅くなっていないか感じてみる。
疲れている日は、いつもより少し早く寝る。
そんな普通のことが案外大切です。
身体というのは、
ここが悪いから、ここを治す。
というほど部品的にはできていません。
肩こり一つをとっても、
筋肉だけではなく、
呼吸、
温度、
湿度、
睡眠、
自律神経、
疲労、
いろいろなものが重なって起きています。
だから秋に肩が凝ってきたら、
「最近、身体は冷えてなかったかな?」
「ちゃんと呼吸できているかな?」
「少し疲れてないかな?」
そんなふうに身体全体を眺めてみるのもいいと思います。
身体は理由もなく固まっているのではなく、
その時その時で、ちゃんと何かに対応している証でもありますから。^ ^
こんにちは。
10月に入り、朝晩は少しずつ涼しくなってきましたね。
この時期は、
気温の変化で身体が縮こまりやすくなったり、
夏に比べて動く量が減ったりすることで、
首や肩、
背中や腰の張りを感じる方もいらっしゃいます。
そんなときによく聞かれるのが、
「背筋を伸ばした方がいいですか?」
「胸を張った方がいいですか?」
という、姿勢についての質問です。
背中が丸まりすぎたり、
長時間同じ姿勢が続いたりすると、
身体に負担を感じることはあります。
ただ、姿勢を見るときに
「見た目がきれいかどうか」だけを気にすると、正しく安定してるようにみえて、
内面は不安定で崩れている状態だったり。
かえって分かりにくくなる場合があります。
大事なのは、
正しさや、頑張りや、
安定や根性、努力ではないんです。
そこで一つの目安になるのが、
「身体の重さをどこで受けているか」
ということです。
ちょっと言葉で伝えると長くなりますが。
たとえば、椅子に座っているとき、
骨盤が後ろに倒れ、
お尻の後ろ側に寄りかかるように
座っていると、
背中や腰の筋肉が身体を支え続けることになります。
本人は楽に座っているつもりでも、
背中や腰はずっと頑張っている。
そんな状態になっていることも少なくありません。
そこで意識してみたいのが、
「坐骨で座る」ことです。
坐骨とは、坐る骨と書いてますが、
お尻の下に左右一つずつある硬い骨です。
椅子に座ったとき、お尻の下で座面に当たる部分が坐骨にあたります。
腰を丸めて後ろに倒れるのではなく、
足の付け根から身体を曲げるようにして、
左右の坐骨で椅子を感じてみます。
坐骨を感じて座れると、
骨盤が安定し、その上に背中や頭を乗せやすくなります。
もう一つ、意外と関係するのが、
重さに足と書いて、
「踵(かかと)の位置」です。
椅子に座っているとき、
足を前に投げ出して踵が身体から遠くなると、
骨盤が後ろに倒れやすくなります。
反対に、踵を少し手前に引き、
坐骨に近い位置で足の裏を床につけると、
骨盤を起こしやすくなり、
身体に余計な緊張が抜け、全体も安定しやすくなります。
無理なく座れていると、
背筋を頑張って伸ばさなくても、
身体が自然に上へ伸びていくように感じられることがあります。
これは、
筋肉で身体を固めて正しい姿勢を作るというより、
骨格を通して身体を支えてもらっている状態です。
頭、胸まわり、骨盤、坐骨、足。
身体の重さが、
上から下へ無理なく伝わっている状態です。
これを「重力に乗る」と表現することがあります。
重力とは、
身体を下へ引っ張る力です。
立っているときや座っているとき、
私たちは無意識にその力に逆らって、
筋肉で身体を支えようと頑張ってしまうことがあります。
しかし、
身体の重さを足や坐骨でうまく受けられると、
重力に逆らって固めるのではなく、
重力を味方にして結果として、
支えられて、
楽に安定しやすくなります。
そのため、
良い姿勢を作ろうとして、
胸を張り、
お腹に力を入れ、
肩を引いて腰を反らせると、
かえって身体が疲れてしまうこともあります。
頑張って立つ。
頑張って座る。
それよりも、
「身体の重さがどこを通っているか」
を感じてみることです。
もちろん、
「踵は必ずこの位置」
「骨盤は必ずこの角度」
という固定された一つの正解があるわけではありません。
関節の柔軟さや椅子の高さ、
体格、その日の体調によっても、
楽に感じる位置は変わります。
大切なのは、
形を無理に固定することではありません。
必要なときにいつでも動けるゆとりがあること。
そして、身体の重さを筋肉だけで支え続けず、
骨格や足裏に自然と預けられていることです。
これから気温が下がると、無意識に肩をすくめたり、身体を丸めたりしやすくなります。
座っているときに、
背中や腰の張りを感じたら、
無理に背筋を伸ばそうとする前に、
「今、身体の重さをどこで受けているかな?」
と、一度身体に問いかけてみてください。
そして、お尻の下にある坐骨を感じ、
踵を少し手前に寄せて、
足の裏で床を感じてみる。
姿勢を無理に作るのではなく、
身体を重力に預けてみる。
胸は緩めて、股関節へ。
それだけで、
背中や腰の余分な力が、
少し抜けやすくなることがあります。
身体を通しての世界へのコミニュケーションの一つが座り方。
これも、
ただ慣れてしまえばそれまでです。
座り方の参考でした。^ ^
こんにちは。
もうすぐ、秋のお彼岸ですね。
今回は、
お彼岸なので、自分の少し前を辿ってみる。
です。
お彼岸になると、お墓参りに行ったり、
仏壇に手を合わせたり、ご先祖様のことを思い出したりする方も多いと思います。
この前の夏の合宿でも、
「先祖」というものについて、少し考える機会がありました。
といっても、何か特別なスピリチュアルな話ではありません。
もっと単純に、
「自分より前には、どんな人たちがいたんだろう?」
という話です。
当たり前ですが、自分には父と母がいます。
そして、その父と母にもそれぞれ父と母がいる。
祖父母ですね。
さらに、その祖父母にも父と母がいる。
そうやって遡っていくと自分の後ろには、
たくさんの人がいたことになります。
もちろん、
家系をずっと遡れば、同じ祖先に行き着くこともあるので、
単純に倍々で増え続けるわけではありません。
それでも普段は、
「自分の人生」
「自分の身体」
「自分の考え」
と思って生きていますが、自分一人で突然ここに現れたわけではありません。
考えてみれば、不思議なことです。
先日、宮古島で、
「あなたは誰ですか?」という話をしました。
そう聞かれるとたいていは、自分の名前を答えます。
でもその名前も、自分で決めたものではありません。
生まれてから、誰かにつけてもらったものです。
そして、何十年もその名前で呼ばれているうちに、いつの間にか、
「この名前が私」
という感覚になっていく。
では、考え方はどうでしょう?
自分の考えは、全部自分のもの?
たとえば、
「人に迷惑をかけてはいけない」
「ちゃんと働かなければならない」
「男なんだから」
「母親なんだから」
「人に頼ってはいけない」
「お金は大切にしなさい」
そんな考え方も最初から自分の中にあったのでしょうか?
子どもの頃に父や母から聞いた言葉。
家の中で当たり前だったこと。
親が人と接する姿や、お金の使い方。
働き方や、夫婦の関係、
会話など。
そういうものを見ながら、知らないうちに受け取ってきたものも、
たくさんあるのかもしれません。
そして、その父や母も、また誰かの子どもでした。
父には父の、母には母の、
育ってきた環境があります。
そう考えていくと、
「自分だと思っているものは、いったいどこからやってきたんだろう?」
という問いが出てきます。
ここは、大事なところです。
今の悩みや、身体の不調、人間関係などを、
全部、先祖が原因なんですー!と、
言いたいわけではありません。
何代前の誰かがこうだったから今の自分がこうなっているんだー
ということでもありません。
ただ、
自分が「私の考え」だと思っているものにも、
自分より前から流れてきたものが
含まれているかもしれないですね。
そして、ここが面白いところです。
親や、その前の世代から、何かを受け取っていたとしても、
それを全部、そのまま次の世代へ渡さなければならないわけではありません。
たとえば、
「弱音を吐いてはいけない」
という考えを、自分もどこかから受け取っていたとします。
それに気づいた時、
「ああ、こんな考えが自分の中にあったんだな」
と一度見ることができる。
そのまま持っていてもいい。少し変わってもいい。
次の世代には、違う形で渡してもいい。
受け取ることと、
そのまま採用し続けることは、
同じではありません。
お彼岸だからといって、何か特別なことをしなければならないわけでもありません。
お墓参りに行く人もいる。
仏壇に手を合わせる人もいる。
行けない人もいる。
気づいた人、それぞれでいいと思います。
ただ少しだけ、自分より前を辿ってみる。
父や母、祖父母。
そのまた父や母。
名前を知っている人もいれば、知らない人もいる。
どんな人生だったのか、まったく知らない人もいる。
でも、
その人たちの流れの先に、今の自分がいる。
そう考えてみると、
いつも「自分」から始まっている世界が、
少し違って見えるかもしれません。
「ここまで、いろんな人がいたんだな」
それくらいでも、いいのかもしれません。
そして、
もし興味が出てきたら、
両親や祖父母に、昔の話を聞いてみたり、
家系図を作ってみたりするのも面白いと思います。
どこまで辿れるのか。
どんな人たちがいたのか。
知らなかったことが、見えてくるかもしれません。
お彼岸なので、
たまには、
自分のこれからだけではなく、
自分より少し前を眺めてみる。
そんな時間があってもいいのかもしれません。 ^ ^
身体には、予定のない4日間が必要だ。
と言う事で、
もうすぐ沖縄で、3泊4日間の合宿をします。
まあ、なんか変わった台風が近づいてますが。
合宿と言っても、
朝から晩まで予定を詰め込んで、
何かを勉強するわけではありません。
観光地を回る予定も、
今のところありません。
海に入ったり、
身体を動かしたり、
話したり、
ぼーっとしたり。
お腹が空いたら何か食べて、
行きたいところが出てきたら行く。
そんな4日間です。
考えてみれば、
普段の生活は予定だらけです。
仕事に行く。
人と会う。
家事をする。
子どもの予定に合わせる。
LINEを返す。
買い物に行く。
次に何をするかが、
だいたい決まっています。
休みの日でさえ、
「せっかくの休みだから」
と予定を入れてしまうことがあります。
旅行に行けば、
何時にここへ行って、
次はここを見て、
何時に予約した店へ行く。
気づけば、
休みに行ったはずなのに、
予定をこなして帰ってくる。笑
もちろん、
それも楽しい旅です。
でも時々、
人生には、
予定のない時間も必要なんじゃないか
と思います。
予定がないということは、
何もしないということではありません。
「次はこれをする」
というレールが、
少しなくなるということです。
すると、
今まで予定の陰に隠れていたものが、
出てくることがあります。
本当は疲れていたこと。
意外と海をずっと眺めていたいこと。
誰かと話したかったこと。
逆に、
誰とも話したくなかったこと。
身体を動かしたくなることもあれば、
何もせず、
ただ風に当たりたくなることもある。
それは、
頭で考えて決めた
「やりたいこと」とは少し違います。
予定がなくなったところに、
今の自分が、
そのまま出てくる。
そんな感じです。
だから今回の合宿も、
何かすごい答えを
持って帰る必要はありません。
人生を変える必要もない。
成長しなくてもいい。
海に入って、
身体を使って、
飯を食って、
話して、
笑って、
眠る。
その中で何か起きれば、
それを見ればいい。
何も起きなければ、
それもいい。
もしかすると、
僕たちは普段、
人生を良くしようとして、
少し予定を入れすぎているのかもしれません。
何をするか。
どこへ行くか。
何を学ぶか。
どう成長するか。
どう変わるか。
それを決めることも大切です。
でも、
何も決めていない時間にしか
現れない自分もいます。
空白は、
何もない時間ではなく、
まだ何になるか決まっていない時間。
だから時々、
人生には、
予定のない4日間くらいが
必要なのかもしれません。
普段の整体の教室や、武術稽古では、
やりたくてもやれないところになります。
さて、
何が起きるんでしょうね。
決めてないので、
誰にもわかりません。😊
ただ、整体技術にせよ、
身体の在り方にせよ、
余白という可能性の中から、
たくさん降りてくる気はしています。
^ ^
こんにちは。
お盆明けから暑い日が続いていますが、
ミネラル不足には気をつけて、
残暑を過ごしていきましょう^ ^。
今日のお話は、
「友達が少ないんです」って話題。
カウンセリングをしていると、
若い方からも、そんな話になることがあります。
休日に遊ぶ人がいない。
向こうから誘ってくれる人も少ない。
何でも話せる親友もいない。
SNSを見ると、
みんな楽しそうに集まっている。

そんな時、
「自分って、人とのつながりが少ないのかな」
「なんだか寂しい人生なのかな」
と思ってしまうことがあります。
でも、ここで少しだけ、
「人とのつながりって、何だろう?」
と考えてみたいんです。
人間関係を考える時、
「家族」「親友」「友達」「恋人」「同僚」「知人」など、
そんなふうに、
関係に名前をつけて考えることがあります。
もちろん、それは便利です。
でも実際の一日を見てみると、
人との関わりはそんなにきれいに分類できません。
いつもの店員さんと、
「今日も暑いですね」と笑うことがある。
美容院へ行って、髪を切ってもらいながら一時間ずっと喋っていることもある。
仕事でしか会わないけれど、なんとなく雰囲気良いなと思う人もいる。
習い事の先生。
近所の人。
患者さん。
お客さん。
旅先でたまたま隣になった人。
名前すら知らないのに、
少し話しただけで妙に心に残る人もいます。
こうした人たちは普通、
「友達は何人いますか?」
と聞かれても、
その人数には入れません。
でも、だからそこには「つながりがない」と言えるのでしょうか?
本当の関係って何?

美容師さん、整体師さん、カウンセラーさんも、仕事として人と接しています。
そこにはお金が発生しています。
だから、「お金を払っているから会ってくれているだけ」
と考えることもできます。
それも一面では事実です。
でも、
お金が発生していることと、
その時間に何が起きたかは別の話なんです。
美容師さんの一言で元気になることもある。
先生との何気ない会話が、
何年も心に残ることもある。
たった一度会った人の言葉が、
その後の人生を変えることだってあります。
お金を払ったかどうかは、
その関係についての一つの情報です。
でも、
一緒に笑ったこと。
安心したこと。
相手を好ましく思ったこと。
話を聞いてもらってホッとしたこと。
相手の幸せを嬉しく思ったこと。
それらまで全部、
「お金が発生しているから」
で消えてしまうわけではありません。
人間関係で苦しくなっている時、
知らないうちに、
「向こうから誘ってくれるか」
「大切にしてくれているか」
「親友だと思ってくれているか」
「必要としてくれているか」
というように、
相手から見た自分を
確認し続けていることがあります。
もちろん、
一方通行の関係ばかりでは疲れてしまいます。
お互いを大切にできる関係も必要です。
ただ、
相手が自分をどう位置づけているかと、
自分の中にどんな気持ちが起きたかは、
別のことです。
相手から見れば、
「先生」かもしれない。
「患者さん」かもしれない。
「お客さん」かもしれない。
「仕事関係の人」かもしれない。
「今日たまたま話した人」かもしれない。
それでも、
その時間に相手を好ましく思った。
一緒に笑った。
話を面白いと思った。
幸せになればいいなと思った。
相手が自分をどれくらい好きかは
分からない。
でも、
こちらがその人を好ましく思ったことまで、
相手の評価によって消えるわけではありません。
そこには確かに、
人と人との間に何かが起きています。
「友達が少ない」と「つながりが少ない」は、
同じなのか?
ここを少し分けてみると、
景色が変わります。
休日に遊ぶ友達は少ない。
でも、
仕事ではいろんな人と話している。
近所に挨拶する人がいる。
いつものお店に顔を覚えてくれている人がいる。
月に、もしくは週に一度会って、
楽しく話す人がいる。
家族とくだらないことで笑うこともある。
そう考えると、
「人とのつながりがない」
と思っていた一日にも、
実はいろんな人との関わりが起きています。
人間関係の豊かさは、
「親友が何人いるか」だけでは測れないのかもしれません。
関係の「名前」より、
そこで何が起きているか。
長く付き合っているから深いとも限りません。
毎週会っているから親しいとも限らない。
逆に、
たった20分の会話が、
何年も心に残ることがあります。
「友達」
「夫婦」
「親子」
「先生と生徒」
「患者さんと治療家」
こうした名前は、関係を説明するには便利です。
でも、
名前が関係そのものではありません。
大切なのは、
その間で実際に何が起きているか?
だから、
「友達が少ないな」
と思った日は、
無理に友達を増やそうとする前に、
少しだけ一日を振り返ってみてもいいかもしれません。
今日は誰と関わっただろう?
その人といる時、どんな気持ちだっただろう?
挨拶しただけでもいい。
ちょっと笑っただけでもいい。
誰かの一言にホッとしたことでもいい。
誰かを好ましく思ったことでもいい。
そこには、
「親友」や「友達」という
名前がついていなくても、
確かに人と人との間に起きたものがあります。
もしかすると、
人とのつながりが少なかったのではなく、
「友達」という名前がついた関係だけを、
つながりとして数えていた、、、
そんなこともあるのかもしれません。
今日一日を振り返ってみると、
名前をつけていなかっただけで、
人との間に起きていたことが、
思っていたよりたくさん見つかるかも
しれませんね。
こんにちは。
台風の影響で涼しい毎日が来てくれてますが、
お盆休みはゆるゆるされてますか?^ ^
今回のタイトルは、
骨盤って、本当に「歪む」のでしょうか?
です。
「骨盤が歪んでいますね」
整体などで、そう言われたことがある方もいるかもしれません。
一方で最近では、
「骨盤なんてほとんど動かない」
「骨盤矯正なんて意味がない」
という意見を見かけることもあります。
では、どちらが本当なのでしょうか?
まず知っておきたいのは、
骨盤にある関節は、腕や脚の関節のように
大きく動く場所ではないということです。
ですから、
「骨盤が大きくズレているから、グイッと押して元の位置に戻す」
というほど単純な話ではなさそうです。
それでも実際の施術では、骨盤周辺を調整することで、
「腰が軽くなった」
「立ちやすくなった」
「歩きやすくなった」
と感じる方がいます。
では、なぜでしょう?
骨盤は「骨」だけではないからです
骨盤の周りには、筋肉や靱帯などがあり、
背骨や股関節とも関係しながら
身体を支えています。
歩けば骨盤も動きます。
呼吸をすればお腹の中の圧も変わり、
横隔膜や骨盤底も一緒に働きます。
つまり、
「骨を正しい位置に戻したから楽になった」
と考えるだけではなく、
骨盤周辺を調整したことで、身体全体が動きやすくなったと考えることもできます。
また、
「歪んでいる=悪い」とも限りませんね。
そもそも人間の身体は、完全な左右対称ではないですし、
利き手もあれば、利き足、
立ち方や座り方、仕事やスポーツによっても
身体の使い方は変わります。
多少の左右差は、誰にでもあるものですから。
大切なのは、
「左右が同じ形になっているか」
だけではなくて、
高さ、幅、硬さ、重さ、感触、流れ、
そして
その身体が楽に動けているかどうか。
こちらの方が大切だと考えています。
では、「骨盤を整える」とは?
施術の中では、
頭から、手足から、調整することもありますが、
先ず骨盤を調整することもあります。
ただ、
「歪んだ骨を正しい位置にはめ込む」というより、
骨盤の周辺の緊張や、重さ、
動きを見ながら、
腰や股関節、
背骨なども含めて、
身体全体が楽に動けるように整えていきます。
だから、
「骨盤は歪むのか?」
「骨盤矯正は意味があるのか?」
どちらか一つの答えに決めるのは雑で、
施術のあとに、
「腰が軽い」
「立ちやすい」
「なんとなく身体が楽」
そう感じられるなら、
身体のどこか一か所だけではなく、
全体の動きやバランスが変わった結果
として見る方が臨床的です。
身体は、思っているより複雑です。
でも難しく考えすぎる必要もありません。
形を無理に揃えることよりも、
その人の身体が、
少しでも楽に働けること。
どうせなら、
そんな「整える」も大切にしていきたいですね。
こんにちは。
八月も始まりましたね。
各地で花火大会も開かれ、
長い夜が続いてます。
今日はひと足先に、お盆を題名に書いていきます。
来週になると、お盆を迎えます。
「ご先祖様が帰ってくる日。」
「お墓参りをする日。」
そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、
それは日本の大切な文化です。
今日は、その意味を少しだけ
違う角度から眺めてみたいと思います。
身体には、命の歴史が流れています。
そう、
身体には、ご先祖様から受け継がれて
きた命があります。
骨格や体質だけでなく、
ものの見方や感じ方。
頑張り方や我慢の仕方。
気づかないうちに受け継がれている
ものも少なくありません。
ふとした瞬間に、
「親と同じ言葉を口にしていた。」
「昔は分からなかった親の気持ちが、少し分かるようになった。」
そんな経験をされたこともあるのではないでしょうか。
身体は、いつも「今」を生きています。
荻野接骨院では、
「肩の力が抜けない。」
「無意識に歯を食いしばってしまう。」
そんなご相談をいただくことがありますが、
姿勢や筋肉、
生活習慣が関係しているのはもちろんです。
しかし、それだけでは説明できない身体の緊張に出会うことも少なくありません。
頑張らなければ認めてもらえなかった。
迷惑をかけてはいけないと思ってきた。
弱音を吐いてはいけないと思ってきた。
そんな日々の積み重ねは、
身体にも静かに残っていきます。
頭は過去を思い出し、
未来を心配することができます。
でも、身体が生きているのは、
いつも「今、この瞬間」だけです。
だから身体は、
呼吸や鼓動、痛みや疲れを通して、
「少し今に戻りませんか。」と、
静かに教えてくれているのかもしれません。
忙しい毎日では、
自分のことは後回しになりがちです。
だからこそ、お盆という節目に、
ほんの少しだけ立ち止まってみる。
深呼吸をする。
ゆっくり食事をする。
家族と食卓を囲む。
静かに手を合わせる。
そんな時間が、身体にも心にも
小さな余白をつくってくれることがあります。
供養とは、命をつないでいくこと。
お墓参りをしたり、
ご先祖様に手を合わせたりする時間は、
とても尊いものです。
そして、もう一つ大切な供養の形が
あるようにも感じています。
受け継がれてきた苦しみや思い込みに気づき、それを次の世代へそのまま渡さずに済むこと。
供養とは、
過去を否定することではありません。
受け継がれてきたものを静かに見つめること。
そして何かを残そうと力むのではなく、
身体や暮らしが整う過程で、
本当に必要なものが、自然と次の世代へ受け継がれていく。
そんな生き方も、
一つの供養なのかもしれません。
最後に。
お盆は、ご先祖様を迎える日。
そして、命のつながりに静かに思いを向ける日でもあるのでしょう。
身体は、今日も休むことなく働いています。
心臓は鼓動を続け、
呼吸は繰り返され、
傷は少しずつ癒え、
眠れば回復しようと働いています。
そんな姿を見ていると、
命にはもともと「治ろうとする力」が備わっていることを感じます。
荻野接骨院では、痛みだけを追いかけるのではなく、
その回復する力が働きやすい身体の環境を整えるお手伝いをしています。
このお盆が、ご先祖様への感謝とともに、
身体の声にそっと耳を澄ませる時間になれば幸いです。
こんにちは!
夏のイベントも次々と過ぎていき、
暑さも酷暑へと進んでいますが、
みなさん体調はいかがでしょうか?
今日の話題は、酷暑の夏バテ対策です。
何回も伝えているので、
重なる部分もありますが、
また違う表現などを使って書いみます。
先ず夏バテとは「気合い不足」ではなく、
身体からのちょっと休ませてよ!
と捉えてみましょう。
「身体が、首から肩がだるい」「胃腸が重くて食欲がない」「寝ても疲れが取れない」
夏になると、このようなご相談が増えてきます。
夏バテは、
決してあなたが怠けているからでも、
暑さに弱いからでもありません。
猛暑、いや酷暑の中での24時間の体温調節、
想像を超えた大量の発汗、極端な冷房による末梢の冷え。
これらは寒暖差の激しい環境で、
自律神経の緊張スイッチ(交感神経)
が入りっぱなしになり、
身体が休むモードに切り替えにくく
なっている状態です。
身体が怠けているのではなく、
暑さに対応しようと24時間フル回転で働きすぎている証拠。
まずは「よく頑張ってくれているな」と、
肩の力をフッと抜いてあげてください。
こうも暑いと汗が滝の様に流れてきますが、
汗をかくと、水分だけでなくナトリウムなどのミネラルも一緒に外へ出ていきます。
普段の水分補給は、お水や麦茶で十分です。
ただし屋外作業や運動で
大量に汗をかいたときは、
適度な塩分補給も大切になります。
反対にあまり汗をかいていない日に
スポーツドリンクや経口補水液を
何本も飲む必要はありません。
糖分の多い飲み物は、
腸内の浸透圧の関係で吸収が遅くなったり、
血糖値の急激な乱高下を起こして、
余計なだるさを生むこともあります。
喉が渇く前に、ちびちび味わう。
夏場はそれくらいが、身体にとって一番負担の少ない給水です。
またら夏は、そうめん、パン、アイスなど、
のどごしの良いものに偏りがちですよね。
炭水化物は大切なエネルギー源ですが、
それを体内で「使えるエネルギー(ATP)」に変換するには、
ビタミンB群やマグネシウムといった
助っ人が欠かせません。
どれだけガソリンを入れても、
エンジンを動かす部品や潤滑油が足りないと、車はうまく走り出せないのです。
もし今日そうめんを食べるなら、
主食だけで終わらせず、
無理のない範囲で一品足してみてください。
例えば、
豚肉、卵、豆腐、納豆(たんぱく質・ビタミンB群)オクラ、海苔、ゴマ(ミネラル)
「主食に、小さな一品を添える」
これだけで、身体の中でエネルギーを作る仕組みがぐっとスムーズになります。
夏に、身体が静かに求めている栄養として、
ビタミンB1(糖質をエネルギーに変える)
豚肉、うなぎ、大豆、など
マグネシウム(筋肉・神経・代謝を整える)
豆腐、納豆、海藻、ナッツ、ゴマ、緑の野菜など
がオススメです。
また、女性の方で
立ちくらみ・息切れ・頭痛・動悸・月経量が多い、と
いった症状がある場合、
夏バテの陰に「鉄不足や貧血」が隠れていることも少なくありません。
ただし、自己判断だけで栄養不足と断定し、
鉄やマグネシウムなどをサプリメントで極端に摂るのは注意が必要です。
サプリメントは無理を続けるための燃料ではなく、足りない部分を優しく補うための道具として使いましょう。
(無理は続けると身体を壊す)
夏バテ対策の本質は、身体を無理やり元気にすることではなく、
負担を減らして回復できる余白を作ることです。
水分をこまめに、ゆっくり飲む。
主食だけで終わらせず、たんぱく質をひとつ足す。
冷房を我慢せず、羽織るもので調節する。
夜更かしを減らし、身体を休める。
体調不良のときはサウナや激しい運動を休む。
ゆったりと、体温以下くらいのお風呂に浸かる。
立派な目標や、
特別な健康法に走る必要はありません。
無限の可能性を語る前に、
今日のそうめんへ卵を一つ。
夏バテ対策は、それくらい現実的な足元からで、十分すぎるほどかも知れません。^ ^
こんにちは。^ ^
今日のタイトルは、強さとは何か?!です。
今回はちょっと男っぽく書いていきます。
押忍。

今週末とある場所で「ガチ男塾」をやる!
男塾という名前だけ聞くと、
根性。気合い。筋肉。大声。我慢。
みたいなものを想像する人もいるかもしれない。
もちろん、肉体を使い、
そういう熱さも嫌いではない。
でも、今回やりたいことは、
ただ男らしく見せるための場ではない。
強がるための場でもない。
誰かに勝つためだけの場でもない。
むしろ、
強がっている自分。
怒りでごまかしている自分。
不安を見ないようにしている自分。
寂しさをプライドで隠している自分。
認められたくて力んでいる自分。
そういう内側のものを、
ちゃんと見る場。
先日、こんな広告を見かけた。
「弱い男になるな。王になれ。」
黒い背景。刀を持った男。鋭い目つき。筋肉。
威圧感。そして、強そうな言葉。
たしかに、パッと見た瞬間は刺さる。
このままではダメや!
もっと強くならないと!
自分を変えないと!
そんな気持ちに火がつく人もいると思う。
でも、少し立ち止まって考えてみたい。
強さとは、本当にそういうものなのだろうか?
![]()
声が大きいこと?
怖そうに見えること?
人に負けないこと?
感情を出さないこと?
弱音を吐かないこと?
誰にも頼らないこと?
いつも余裕があるように見せること?
それは一見、強さに見える。
でも実際には、ただ傷つかないように、
心や身体を固めているだけのこともある。
鎧を着込んでいる人は、強そうに見える。
けれど、鎧を脱げない人は、本当は少し苦しい。
ただ、その鎧にも理由がある。
鎧を着込まなければ、守れなかった何かがあったのだと思う。
馬鹿にされたくなかった。負けたくなかった。
認められたかった。家族を守りたかった。
期待に応えたかった。
弱い自分を見られたくなかった。
だから、無理に鎧を脱ごうとしなくていい。
大事なのは、鎧を着ている自分を責めることではない。
「いつでも脱げるし、必要ならまた着てもいい」
そう選択できる余白が、内側にあること。。
本当の強さは、弱さを消すことではない。
弱さに気づいても、そこから逃げず、飲まれず、責めすぎず、ちゃんと扱えること。
怒りが出た時に、怒りそのものにならないこと。
不安が出た時に、不安に人生のハンドルを渡しきらないこと。
寂しさが出た時に、誰かで埋めようとしないこと。
劣等感が出た時に、他人を下げて自分を保とうとしないこと。
承認欲求が出た時に、必要以上に大きく見せようとしないこと。
それが、強さではないかと思う。
![]()
武術で言えば、力んでいる身体は意外と崩れやすい。
本当に安定している身体は、余計な力が抜けている。
力を入れて固めているのではなく、抜けているのに崩れない。
これは、人生でも同じだと思う。
強く見せようとしている時ほど、
実は内側が揺れていることがある。
正しさで相手を黙らせようとしている時ほど、
自分の中の不安を見たくないだけのことがある。
家族や仲間を守っているつもりで、
本当は自分の思い通りにしたいだけのこともある。
ここは、なかなか痛い。
でも、ここを見ないまま強くなろうとすると、
強さの顔をした支配になる。
整体でも同じで、身体は頑張りすぎると固くなる。
固くなると、感覚が鈍る。
感覚が鈍ると、自分の状態がわからなくなる。
自分が疲れていること。
本当は傷ついていること。
本当は怖かったこと。
本当は助けてほしかったこと。
そういう声が、だんだん聞こえなくなる。
だから、強くなろうとして固めすぎると、
かえって自分を見失うことがある。
![]()
「王になれ」という言葉も、
誰かを支配する王ではなく、
自分の内側を静かに治める王なら、いい。
焦り。怒り。欲。見栄。恐れ。承認欲求。
正しくありたい自分。評価されたい自分。
助けたい自分。わかってほしい自分。
そういう内側の住民たちを、力で黙らせるのではなく、
ちゃんと見て、ほどよい場所に配置し直す。
それが、自分を治めるということ。
男の強さとは、
自分の感情をなくすことではない。
感情に毎回、乗っ取られないこと。
怒りを感じてもいい。
悔しさがあってもいい。
嫉妬があってもいい。
不安が出てもいい。
情けない自分が出てもいい。
ただ、その反応のままに言葉を投げない。
その反応のままに人を傷つけない。
その反応のままに大事なものを壊さない。
ここに、かなり大きな強さがある。
もちろん、現実的な強さも大事だ。
体力。お金。仕事。生活力。約束を守る力。
言葉にする力。断る力。謝る力。続ける力。
休む力。決める力。背負いすぎない力。
こういうものがなければ、
きれいな精神論だけでは生活は守れない。
宇宙を語れても、
部屋が荒れて、身体が壊れて、
人間関係が崩れていたら、
足裏が地面から浮いている。
だから強さとは、
壮大な覚醒だけではない。
今日のベッドを整えること。
顔を洗うこと。
身体を動かすこと。
腹が立った時に、すぐ言葉の刃を抜かないこと。
やるべきことを一つ終わらせること。
疲れている時に、ちゃんと休むこと。
大切な人に、ちゃんと言葉で伝えること。
間違えた時に、静かに謝ること。
そういう小さなことの中にも、強さはある。
強さは、派手じゃない。
本当の強さは、静かなことが多い。
強く見せる必要がないからだ。
![]()
弱さを否定するほど、人は弱さに支配される。
弱さを見れるほど、人は少しずつ自由になる。
だから
「弱い男になるな」よりも、
「弱さに飲まれるな」の方がしっくりくる。
そして、「王になれ」よりも、
「自分の内側を荒らさず、静かに治めよ」
の方が、身体に合う。
硬さではなく、中庸。
威圧ではなく、余白。
支配ではなく、選択。
我慢ではなく、調整。
無敵になることではなく、傷ついても戻ってこれること。
力を入れることではなく、
力を抜いても崩れないこと。
誰かを従わせることではなく、
自分の反応に従いすぎないこと。
そして今日、ちゃんと足裏で立つこと。
以上、塾長より、
ガチ男塾の始まり挨拶でした。
こんにちは。
スマホ時間を減らしたいから、
スクロールを少なくして欲しいとの相談があり、
ちょっと間を少なくしてみました。^ ^
今日は、過酷な環境を越えていく。
クマムシに学ぶ「本当の強さ」です。
クマムシという生き物がいます。
ご存知でしたか?
名前はかわいいですが、
なかなか只者ではありません。

体の大きさは、多くが1mm以下。
湿ったコケ、水辺、土の中、海の中など、世界中のさまざまな場所にいる小さな生き物です。
別名は、water bear。
水のクマです。
見た目は、ちょっと宇宙服を着たミニ怪獣みたいです。
クマムシの強さは「いつでも元気」なことじゃなくて、
このクマムシが有名なのは、
極端な環境にとても強いからです。
乾燥、低温、高温、真空、放射線。
普通の生き物なら耐えられないような状況でも、クマムシは生き延びることがあります。
宇宙空間にさらされても、条件によっては復活したという研究もあります。
ただしここで大事なのは、
クマムシは、何をしても死なない不死身の生物ではない!
ということです。
強いのは主に、ある準備ができた時です。
それが、tun状態です。
![]()
危ない時、クマムシは一度「止まる」んです。
クマムシは環境が悪くなると、体の水分を抜き、樽のように縮こまった状態になります。
この休眠状態を、tun状態といいます。
この時、代謝は限りなく低くなります。
ほとんど生きていないように見える。
でも、死んではいない。
そして、水分や環境が戻ると、
また動き出します。
ここが面白いところです。
クマムシの強さは、
「どんな時でも頑張り続けること」
ではありません。
むしろ逆です。
危ない時に、ちゃんと止まれる。
無理に動かない。
水が戻るまで待てる。
これが、クマムシの生存戦略です。
人間も、ずっと動き続けるようにはできていないんです。
つい勘違いしませんか?
強い人とは、
いつでも前向きで、
いつでも元気で、
いつでも頑張れて、
いつでも人に優しくできる人だと。
でも、そんな人間はたぶんいないかもです。
![]()
きっと、時に
身体が重い日もあります。
心が動かない日もあります。
誰にも会いたくない日もあります。
何もしたくない日もあります。たぶん。
それをすぐに、
「自分は弱い」
「怠けている」
「もっと頑張らないと」
と責めてしまう。
でも、もしかするとそれは、
身体や心が壊れないために、
いったん出力を落としている状態なのかもしれません。
人間版のtun状態です。
もちろん、人間はクマムシではありません。
ずっと止まっていたら、生活は回りません。
ご飯もいる。
仕事もある。
家族もいる。
請求書は、宇宙の真理を待ってくれません。笑

だからこそ大事なのは、
ただ止まることではなく、
回復できる形で止まることです。
休んでいるつもりで、消耗していることもある
スマホを見ながらダラダラ休むのと、
呼吸が深くなるように休むのは、
少し違います。
不安を反芻しながら寝転ぶのと、
「今は回復の時間」と決めて力を抜くのも、
少し違います。
休んでいるつもりでも、頭の中ではずっと戦っている。
身体は横になっているのに、心は会議室で徹夜している。
そんな休み方では、
なかなか水は戻ってきません。
クマムシは教えてくれます。
強い命とは、
いつも前に進む命ではない。
時には、縮む。
時には、静かになる。
時には、世界との接続を最小限にする。
そして、また水が戻った時に動き出す。
![]()
今日できる小さな回復
どうにも動けない時、
「自分はダメだ」と責める前に、少しだけ見方を変えてみてもいいかもしれません。
今は、命が自分を守る形に入っているのかもしれない。
ただし、ずっとそのままでいいわけではありません。
水が戻ってきたら、少しずつ動く。
水を飲む。
深く息を吐く。
外の光を見る。
首や背中の力を抜いて動かす。
スマホを置いて、目を休める。
誰かにひと言だけ連絡する。
大きく変わらなくていい。
クマムシだって、復活していきなりフルマラソンはしません。
命は、ちゃんとスペースを知っています。
大事なのは、
無理に殻を破ることではなく、
水が戻る環境を整えること。
本当の強さとは、
ずっと頑張れることではなく、
必要な時に止まり、
必要な時にまた動き出せることなのかもしれませんね。




























































