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こんにちは!
8月も最終日です。
今年は暑さが長く、全体的に身体は炎症が起こりやすくらなっていますが、
熱中症など注意したいです。
お若い方々は、頭から水シャワーなんかを浴びて、頭を冷やすと良いです。
それでは、
今日は腱鞘炎について、
少し深いお話をしたいと思います。
親指や手首が痛い、
物を持つのもつらい、
パソコン作業ができない、
こんなお悩みで来院される方は多いですが、
お話を伺っていると、
手首だけの問題ではないケースが
とても多いんです。
腱鞘炎は手首の使いすぎで説明されがちで、
それは当然ですが、
実際にはそれだけでなく、
いくつもの要素が重なって起きています。
まず医学的な視点から見ても、
手首の動きは頚椎、横隔膜、呼吸などと深くつながっています。
首や肩の緊張によって神経や血流が滞れば、
炎症は長引きます。
肝臓の働きや血液の質も関係しますし、
女性ホルモンや副腎の機能が影響していることもあります。
さらに、重心の崩れや姿勢の問題で、
本来なら肩や体幹で分散されるはずの力が
手首に集中することもあります。
つまり、
痛い場所だけを見ても本質には届かないのです。
ここで大切なのは、
使いすぎた結果ではなく、
なぜ使いすぎてしまったのかという視点です。
腱鞘炎で悩む方を見ていると、
体に負担がかかっているだけでなく、
休めない意識が背景にあることが
多いと感じます。
もっと頑張らなきゃいけないから、
迷惑をかけられないから、
結果を出さなきゃいけないから、
ちゃんとやらなきゃいけないから、
こうした無意識の想いは、
体を休ませることを許さず、
手を止められないまま動き続けさせます。
結果として、
限界を超えているのに
力を抜けない状態をつくり、
手首に過剰な負荷がかかっていきます。
そして、身体と概念はつながっています。
手を握りしめると、
肩や首、横隔膜まで連動して硬くなります。
逆に手をゆるめると、
呼吸が広がり、
神経も落ち着きます。
腱鞘炎は、
手を握るという動きの中で起きていますが、
その奥には「手放せない意識」が
隠れているかもしれません。
抽象的に見ると、
症状は敵ではなくサインです。
腱鞘炎は、
もうそんなに強く握らなくてもいい、
もっと委ねてもいいというメッセージかもしれません。
痛みは不快なものですが、
その奥に解放や変化への扉が
隠れていることがあります。
腱鞘炎をきっかけに、
多くの方が最終的に気づくのは、
自分の生き方のパターンです。
頑張り続けること
休むことへの罪悪感。
もしくは与えることを優先しすぎていること。
手首の痛みは、
このまま握りしめて進むのか、
それとも少し手をゆるめてみるのか、
という問いかけかもしれません。
あなたは今、
何をそんなに強く握りしめていますか?
もしその手をふっと開いたら、
どんな世界が広がるでしょうか?
これしかないという、
正解はありません。
腱鞘炎は単なる手首の炎症かもしれません。
でもその奥では、
生き方や概念や意識がそっと動いています。
それに気づいたとき、
痛みよりも深いところから
変化が始まるかも知れませんね。^ ^
こんにちは。^ ^
日本は今年、41.2 °C(兵庫・丹波)
という記過去最高の記録を出したくらい、
雨が少なく、
尋常でない暑さが続いてましたが、
先週辺りから若干温度が下がってきましたね。

今日は悩みについてのまたら違った角度の話。
この世界から、
悩みを解消しよう、
悩みをなくそう!
悩みのない人生に!!
こういうフレーズは一見魅力的ですが、
よくよく見ると、
ちょっとした落とし穴も
あるかもしれません。
確かに悩みは、
どれでもしんどいです。
でも、
悩みを遠ざけることだけを
目的にした人生は、
まるで
水の流れを止めてしまうようなもので、
やがて揺らぎや潤いを失ってしまう
可能性があります。
例えば、
とある池に小石をポイと投げると、
波紋が広がりますね、
それは一瞬水面を揺らしますが、
やがて時間と共に静かに消えていきます。
でも、もしこの池が、
波紋はもういらないんだ!!
と決めてしまったらどうでしょう?
小石は避けられ、
風もさえぎられ、
水面はずっと変わらない鏡
のようになります。
凪状態ですね。
それはそれで美しいかもしれません。
でも、
やがて水はよどみ、
透明さや輝きを失っていきます。
揺れがあるから、
澄んでいられる。
水は、
揺れることで空気と混ざり、
光を反射し、澄んでいきます。
揺れを悪いものとして避け続けると、
水はだんだん重く、
にごっていくのです。
人も同じで、
日々の中で起こる小さな揺れが、
新しい空気や光を運んできてくれます。
それをなかったことにしようとすると、
表面は穏やかでも、
中は動かなくなってしまいます。
からだも同じことをしています。
肩が張るとき、
息が浅くなるとき、
関節が重く感じるとき、
それはからだの中の小さな波紋です。
この波紋を完全になくそうとしたり、
全く無くしてしまえとするのではなく、
そっと手を添えて、
ゆっくり形を変えてあげる。
すると、
水はまた自分の道を見つけ、
流れ出します。
揺れとともに暮らす。
大事なのは、
波紋を避けることでも、
波紋を大きくすることでもありません。
ただ、
その広がりを見ていること。
そして、
その広がりと一緒に呼吸していること。
揺れがあるから、
澄んでいられる、
それは、
水も、人も、同じことなのかも知れません。
こんにちは。
夏の暑さに蝉が鳴り始めましたね。^ ^
今日はご相談の内容をブログにしますね。

よく親子関係について、
ご相談をいただくことがあります。
多いのは、
「子どもにどう関わっていいかわからない」
「何を言っても聞かないことが多くて、疲れてしまう」
など、
身体の不調とあわせて、
心のしんどさまでもが、
かぶさってくる事も少なくありません。
このような場合、
整体という関わりの中で何ができるのか?
今日はたくさんある物の見方の中から、
厭わないという視点から、
一つの見方をご紹介したいと思います。
![]()
家族というのは、
もっとも近く、もっとも自我まみれで、
もっとも感情の揺れが出やすい場です。
だからこそ、
こんな思いも強くなり易いです。
それは、家族だからこそ、
嘘をつかれたくない、
分かってほしい、
傷つけられたくない、
感謝されたい、
助けてほしい、
そんな思いが自然に湧いてきやすいです。
でもその分だけ、
そんな「期待」どおりに『ならない』と言う、
現実に出会いやすくもあります。
そんな際には、
一つの問いを置いてみます。
この状態を、
この子の姿を、
この自分の気持ちを、
厭わないとはどういうことだろう?

例えば、
あなたは、
こっちの大変さを全然理解してくれない!
なんでそんな言い方するの!
そんな思いが湧いたときに
わかってもらいたいを傍に置き、
『わかってもらえないことを厭わない。』
みたいな。
そんな選択はどうでしょうか?^^
わかってもいたい。
理解するべきなど。
その物の見方に力を込めるのをやめた瞬間、
理解されないことに、
振り回されない自分が立ち上がるんですね。
すると不思議と?
求めていた優しさや、
共感が、想像とは違うかたちで、
訪れることもあります。

感情が出てしまったとき、
こんなことでイライラする私はダメ!
親なのにどうしてこんなに反応してしまうんだろう!
と、自分を責めてしまうこともあります。
でもそこに、
『イラッとすることもあるよね^ ^
それでも自分を厭わない!』
というスペースをつくると、
感情そのものが穏やかになっていきます。
不思議ですね。
自分の反応を受け入れることは、
自分を深く知ることにもつながります。
それが
家族の言動に振り回されない、
静かなありようを育ててくれます。
![]()
また、
もう何度言っても変わらない!
どうしてもっと良くなろうとしないの?!
と、感じる相手がいるときには、
このままでもいい、
変わらなくても私は自由でいる。
変わらないことすら愛の一部かもしれない。
そんなふうに
『相手の不完全さを厭わない。』
という視点を持ってみると、
変えようとする圧が抜けて、
かえって関係が変化していくこともあります。
厭わないというのは
無関心になることではないんです。
またすべてを許すことでも無いです。
ただ、
今ここにあるこの現実を、
否定せずに見るという姿勢みたいな。
![]()
その上で
距離を取る、
言葉にする、
境界線を引く、
それらの行動は
いわゆるスペースからの選択として機能していきます。
最後に。
家族は
自我を熟成させる発酵の場かも知れません。
発酵とは、腐敗と紙一重ですよね。
でも、
厭わない温度と湿度で関わると、
ちゃんと旨味に変わります。
家庭という場で、
厭わない自分として在るだけで、
空気が変わり、
時間が経つごとに思いもしない
豊かさが育っていくのかもしれませんよ。
そして
家族という関係の中で
生まれる日々の小さな緊張や反応は、
肩や首から、
腰やお腹といった
身体の内側にも静かに影響を与えています。

厭わないという意識は、
身体にも伝わり
ふっと力が抜けたり、
呼吸が深まったりすることがあります。
整体という場でも、
そのゆるむ瞬間を
一緒に味わっていけたらと思います。
今日も、ご自身の感覚をそっと感じてあげる時間になりますように。( ^ω^ )
今日のタイトルは、
沖縄になる整体。
沖縄に行かれてる先生への
メッセージとして書いてみます。
今そこで、
息をするだけで、
どこでも間は広がります 。

沖縄に行くと、
空が広く見えたり、
風がやわらかく感じたり、
時間の流れがゆっくりになったりします。
竹富島や鳩間島なんかは特にですね。
自然と肩の力が抜けて、
「何もしない」ことが、心地よく思える時間です。
けれど、
日常に戻ると、
また元の時間やスピードに
巻き込まれてしまい、
「あの感じ、やっぱり沖縄やから良かったんだな」と、
比較してしまうこともあります。
![]()
でも実は、
あの感覚は「沖縄が与えてくれたもの」
ではなく、
沖縄という空気に“なれていた”からこそ、
感じられたものなのかもしれません。
つまり、観光地であっても、ただ
何もしない。
ひと呼吸する。
沖縄になる。
この感覚だと、
場所に関係なく五感で感じることができます。

静かに息をして、
考えすぎず、
何かをしなければや、
何かをしたがる自分に気づき、
「何者でもない自分」でもいいと、
何も持っていなくてもいいと、
認識することで、
どこにいても、
空は広く、
風はやさしくなっていきます。
![]()
整体も同じです。
治すために「何かをする」手ではなく、
整おうとする力に寄り添い、
そっと触れることで、
本来の調和が静かに動きはじめます。
沖縄でのあの静けさ、
深呼吸の余韻、
空と海に包まれるような安心感、
それらは外にあるのではなく、
その呼吸の中に、すでにあるのですから。

日々の中で、
もしまた「楽しまなきゃ」と、
力が入ってしまったときや、
「あれもこれも」と、
予定を追いかけていると感じたときには、
ぜひ思い出してみてください。
息をする。
何もしない。
沖縄になる。
![]()
この「何もしない」の中から、
ほんとうの豊かさが流れ込んでくるのかもしれません。^ ^
こんにちは。
今日は妊娠中や産後の落ち込みで、
悩んでいる人について。

妊娠中や産後に、
「なんでかわからんけど、涙が出てくる…」
「ちょっとしたことでイライラしてしまう…」
「前みたいにやる気が出ない…」
そんな心の揺れに戸惑ったことはありませんか?
それ、
あなただけじゃないし、
気のせいでも弱さでもないんです。
実は、
妊娠・出産のタイミングでは、
体の中で起こっているホルモンと、
脳内物質(セロトニン)のバランスの変化が、
気分ややる気に大きく影響しているんです。
先ず知っておかれると良い情報として、
妊娠中・産後の心が不安定になるメカニズム
について。
安心ホルモンのセロトニンを、
エストロゲンがサポートしているという事実があります。
そしてエストロゲン(卵胞ホルモン)は、
脳の中でも大事な役割があります。
セロトニン(心の安定に関わる物質)を作りやすくする、
そんなセロトニンの受け取り口(受容体)を増やす、
更にセロトニンを長持ちさせる。
このように、
エストロゲンは「セロトニンの味方」なんですね。
でも、
妊娠・出産ではホルモンが乱高下しちゃいます。
妊娠中はエストロゲンが急激に増えたり、
逆に出産直後なんかはガクンと下がったり、
この激しい変化こそが、
脳と心に負担をかけてしまうのです。
特に出産直後は、
エストロゲンもプロゲステロンも
一気に減少するため、
セロトニンも急激に減ってしまい、
「産後うつ」や「マタニティブルー」、
が起きやすくなります。
では、そんなセロトニンを整えるために
できることは?
ホルモンの波は自体は止められませんが、
セロトニンを助ける方法はあります。
妊娠中・産後におすすめの
セルフケアとして、
1. 朝の光を浴びる
(セロトニンのスイッチON)
起きてすぐに5〜15分、
日光を浴びましょう。
網膜の光刺激が脳幹に届き、
セロトニンの分泌を促します。
2. ゆったりしたリズム運動
散歩・呼吸・咀嚼など、
軽い散歩や深い呼吸もGOOD。
よく噛む食事などもセロトニン活性に◎
3. 栄養(トリプトファン・ビタミンB6・鉄)
セロトニンの材料「トリプトファン」は、
卵、納豆、魚、バナナなどに多く含まれます。
ビタミンB6や鉄も大切なので、
必要に応じて補助的にサプリを使うのもありです。
4. 誰かとつながる
(オキシトシンとセロトニン)
感情を吐き出すことも、
スキンシップも、
実はセロトニン活性に役立ちます。
「話せる相手がいる」ことが、
心の回復力を育てます。
5.腸のケア(腸内環境とセロトニン)
セロトニンの多くは(9割)腸でも作られるため、
腸内環境が乱れるとメンタルにも影響が出やすいです。
発酵食品や海藻、食物繊維や、
水の質なども大切になります。
最後に、
妊娠や出産は身体も心も使った
まさに「命を生み出す大仕事」です。
だからこそ、
ホルモンも神経もダイナミックに動いているんです。
自分の心の揺れに
「なんでこんなことで…」
と責めるのではなく、
「今は脳と体ががんばってるんやな」
と、優しく見守ってあげてください。
そして、パートナーや家族も、
「気のせい」「我慢して」ではなく、
生理学的な理由があると知って、
温かく寄り添ってくれたら、
きっともっと育児も人生も、
あたたかくなって様な気がします。
こんにちは。

今年はなんだか少し寒気がありますが、
そろそろ湿度に塗れる時期がやってきますね。
肌にまとわりつく空気、
髪のうねり、乾かない洗濯物…。
この時期になると、
「なんとなく身体が重い」
「ずっとダルい」といった声をよく聞きます。
実はこの不調には、
湿度の高さが関係しているのですが、
高湿度の環境では、前回お伝えした、
自律神経の調整や、
体温調節機能が、
うまく働かなくなってしまうのです。
特に以下のような方は要注意です。
アトピーや皮膚トラブルを抱えている方
副腎疲労や慢性的な疲労感のある方
タンパク質不足で、ふにゃっとした体質の方(朝が弱い方など)
湿度が体に与える影響とはなんでしょ?
1.汗が蒸発せず、体に熱がこもる
本来、汗は「蒸発する時」に、
気化熱を奪い、体を冷やしてくれます。
しかし湿度が高いと、
汗が空気中に蒸発できず、
体の中に熱がこもってしまうのです。
すなわち、だるさ、熱っぽさ、疲労感、
熱中症のリスクが高まるわけです。
2.自律神経のバランスが乱れる
湿度が高くなると、
体温調節のために自律神経がフル稼働しちゃいます。
その結果、交感神経が過剰に働いたり、
逆に副交感神経(背側迷走神経)が優位になりすぎたりして、バランスを崩しやすくなります。
すなわち、気力の低下、集中力が続かない、
気分や感情の起伏が激しくなったり、咳が続くといった不調が出やすくなります。

3.隠れ脱水になりやすい
汗はかいているのに、
肌にまとわりついて蒸発しにくい…。
すると、
水分と一緒にミネラルも失われているのに、
「喉が渇いた」と感じにくくなってしまいます。
すなわち、ナトリウムやマグネシウム不足が
起こり、頭痛・筋肉のだるさ・倦怠感につながります。
4.血流が滞りやすくなる
高湿度で体表の血管が拡張すると、
血液が末端(特に脚)に滞りやすくなります。
すなわち、 足のだるさやむくみ、重だるさ、
暑いのに冷えなどを感じやすくなります。
5.酸素がうまく使えなくなる
湿った空気は、
肺での酸素の交換がしづらくなるため、呼吸が浅くなりがちです。
すなわち、 脳や体に酸素が届きにくくなり、
眠気や集中力の低下、ぼんやり感につながります。
湿度に負けない体をつくるには?
5つの対策として。
① ミネラル入りの水分補給を意識する
冷たすぎない常温の水に、**自然塩(海塩など)+マグネシウム(にがりやサプリ)**をプラス
「水分だけ」ではなく、細胞レベルで潤すことが大切です
すなわち、頭痛・だるさ・立ちくらみの予防に効果的です。
② 軽い運動やストレッチで血流を促す
体を大きく動かす必要はありません
ストレッチや軽いスクワット数回でも十分効果があります!
すなわち血液循環が良くなり、体が軽く感じられることが多いです。
③ 経皮吸収でマグネシウム補給
マグネシウムスプレーやエプソムソルト風呂がおすすめです
特に、足のだるさや寝つきの悪さがある方に効果を感じやすいです
湿度疲れを癒す「セルフケア時間」としてもぴったりです。
④ 冷房対策に“冷やさない工夫”を
冷えすぎた空気は、体にとってはストレスになります
クーラーよりもドライ、除湿機を使ってみましょう。
「首・足首・お腹」は冷やさないことが大切です
足首まである靴下や、
腹巻きもおすすめです。
⑤ 夜は湯船に浸かって交感神経をリセット
38〜40℃程度のぬるめのお湯で、
ufv入浴剤を使い副交感神経を優位にし、
入浴後は涼しい部屋で、
リラックスして過ごすのも理想的です
すなわち睡眠の質が上がり、
翌日の疲れが残りにくくなります。
湿度に悩まされる毎日も、
自分の体と向き合うチャンスかもしれませんね。
無理せず、
工夫しながらこの季節を乗り切りたいところ。
でも、ちょっと余裕があるなら、

湿度に沈むのではなく、
湿度とともに“深まるって選択肢は?
この季節を、
「乗り切るもの」としてだけ見るのではなく、
自分に還る時間としても味わってみては?
例えば、
ほんの少しでも呼吸を深く、
歩みをゆっくり、
感覚を丁寧に扱ってみることで、
湿度の中にすら、
“本来の自分”と繋がる道が見えてくるかもしれません。
不快の中にも、気づきがあり。
重さの中にも、静けさがあり。
曇り空の奥にも、いつだって空は広がっています。
この季節を、
あなた自身の“深まり”として、
過ごしてみるのも?^ ^
こんにちは。
5月も半ばを過ぎ、湿気と暑さがじわじわと始まってきましたね。
この季節、頭痛や肩こり、倦怠感など、
「なんとなくしんどい」という方がぐっと増えてきます。
その原因のひとつにわかりやすいのが
自律神経の乱れ。
無意識にがんばってくれている縁の下のちから持ちが、
静かに疲れてきているのかもしれません。
自律神経は、
呼吸などで間接的に影響を与えれますが、
基本的には、
意識ではコントロール不可能な神経です。
普段の生活習慣がものすごく大切で、
運動、食事、環境、睡眠、思考の
正しい知識に基づく毎日のケアの積み重ねがキモになります。
そもそもなんですが、
自律神経って老化するんですよ。
最近知ったんですけどね。笑
特に30代を過ぎた辺りから、
10代がピークだとすれば、
普通に過ごしていても、
40代では約半分のトータルパワーになってしまいます。
トータルパワーとは、
呼吸、心拍、血圧、体温、消化、吸収、排出、代謝などの働きのエネルギー量です。
ちなみに60代では4分の1を下回ります。
男女差も70代に入ると、
ほぼ同じになりますが、
若い間は男性の方がパワーは高いです。
では、
そんな自律神経の老化の引き金とは一体なんでしょ?
それは、炎症、すなわち
有害な活性酸素による酸化です。
中でも自律神経を構成する神経細胞ニューロンは、
一度傷つけられると再生はしないと言われています。
だからこそ、
30代を超えたら右肩下がりになる
機能低下の原因になる酸化を防ぎ、
自律神経に負担をかけないように
していくことが重要になってきます。
つまり、
自律神経って「意識で操作できない」から、
日々の無意識的な暮らし方
そのものに影響されてしまうんですよね。
呼吸、心拍、消化、吸収、代謝…。
これらすべてを、
無言で、無休で、調整し続けてくれている神経系。
私たちはそれを、
普段ほとんど意識していません。
けれど、
それに守られて生きているのです。
では、どう守るのか?
大切なのは、
何か特別なことを足すというよりも、
「これ以上、削らない」ことです。
つまり、
神経にとっての“邪魔”を減らすこと。
たとえば、
酸化を招くような食生活(糖質過多・加工食品・トランス脂肪酸)を控える
炎症を鎮めるミネラル(マグネシウム、亜鉛)、ビタミンCやE、水素ガスなどを意識して摂る
スマホやLED、音の刺激、情報の洪水から少し距離をとる
深い呼吸を思い出す時間をつくる
湯船に浸かる、自然の中を歩く、風の音や鳥の声に耳を澄ませる。
こうした静かに整える習慣は、
自律神経にとっての
「目には見えないサプリメント」になります。
自律神経は、繊細な“バランサー”
そして何より、自律神経というのは、
ただの「身体の調節装置」ではありません。
外の世界と、
内なる私たちの“存在”をつなぐ
橋のような役割も担っています。
たとえば、
誰かの怒った声を聞いた瞬間に
心拍が上がったり、
森の中で風を感じた瞬間に
呼吸が深くなったり。
それらはすべて、
「今、何かが起きている」と
教えてくれる感覚の通路=自律神経の働きなのです。
自律神経が整うと、
今ここが戻ってくる。
交感神経と副交感神経、
緊張と弛緩、
動と静、
陽と陰。
などなど。
このバランスが整っているとき、
私たちはようやく今、ここに、
戻ってこられます。
だからこそ、
自律神経を守るというのは単なる健康管理ではなく、
「意識の質を守ること」
そして、
自分自身の静けさ?在り方?を取り戻すことにつながっているのです。
整体でお手伝いできること、
「わかってはいても、整えられない」
「頭では知っているけれど、うまく休めない」
そんなときこそ、
整体という直接的だけど静かなアプローチが役立ちます。
整体では、
身体にやさしく触れることで、
皮膚のすぐ下に広がる自律神経ネットワークに穏やかに語りかけていきます。
ゼロ圧という、あいだの感覚
当院では、特に「ゼロ圧」と呼ばれる触れ方を大切にしています。
それは、押すでもなく、引くでもなく、
重くもなく、軽くもない、
緊張と弛緩のあいだにあるような圧。
このゼロ圧の状態は、なんと
交感神経と副交感神経の両方を静かに活性化させるといわれています。
つまりリラックスしながらも、活性化する、
深いところでエネルギーが目覚めていくような感覚です。
整うときに戻ってくるもの。
それは何かは分かりませんが、
施術中に、ゆらゆらと動きが出たり、
ふと深い呼吸が出たり、
心が静かになったり、
時には涙がこぼれる方もいらっしゃいます。
神経の緊張がほどけ、
感覚が自分自身に還っていくプロセスなのかもしれません。
本来の整体とは、
単なる「姿勢の調整」ではなく、
存在の奥行きに触れるような施術でもあるのです。
自律神経の老化は、年齢とともに自然に起こりますが、
そのスピードを緩やかにすることも、
深い回復の力を引き出すことも、
日々の生き方で変えられます。
がんばりすぎず、あきらめず、そして誤魔化さず。
日々の中で、
からだにやさしく触れる時間を。
迷ったときは、どうぞご相談ください。
身体の中に眠る本来の還元力を、
一緒に静かに目覚めさせていきましょう。
こんにちは。
暑くなってきましたね。
自律神経に負担がかかり、
なんやかんやと大変な方もおられるかも知れませんが、
今日もちょっぴりわかる人には、
わかるかも知れないお話をしてみましょう。
「棚からぼたもち」という言葉には、
なぜか心をくすぐられるような響きがありませんか?
なーんにもしていないのに、
どこからともなく、
甘くやわらかなものが落ちてくる。。。^ ^

努力せず、
望まず、
ただそこにいるだけ!
で、
ご褒美のような奇跡がやってくる。。。^ ^
誰にでも、
一度はそんなふうなことを、
願ったことがあるかもしれません。
今の世の中でも、
何となく「勝手に良くなる幻想」が、
静かに広がっているように思います。
・これを持つだけで
・これを食べるだけで
・これを学ぶだけで
・これを言葉にするだけで
何かが変わると信じさせるような仕組みが、
あちこちに息づいています。
そして、気づけば、
ぼたもちを待ち続ける日々が
始まっているのかもしれません。
身体の世界にも、同じ空気が漂っています。
・過去のトラウマを癒やせば、すべてが整う
・身体の声を聞けば、自動的に回復が始まる
・思いを言葉にすれば、人生が動き出す
そんなふうに、
「なにか一つをすれば、あとは勝手に…」と
いう期待が、
知らず知らずのうちに根を張っていきます。
でも、そうした考えは
身体の現実とは、
少し違っているように感じます。
栄養は、
ただ摂っただけでは届きません。
睡眠は、
長ければいいというわけでもありません。
施術も、ただ受けたからといって、
変化が起きるとは限りません。
身体はいつも、
選び、応じ、揺らぎながら、
静かに
“生きている”という営みを続けています。
整うとは、
よくなるとは、
うまくいくとは、
それは、「やり方」の話ではなくて、
「在り方」や「間(ま)」
との関わり方の話かもしれません。
ほんの小さな
手 間 をかけて、
名前のつかない行動を重ねながら、
気づかれない内側の調整を、日々続けていく。
その積み重ねの先にある “間” に、
あるとき、
ぼたもちは落ちているのかと。
でも、そのときにはもう、
それを“ご褒美”とは感じないかもしれません。
ただ、
「ああ、流れているな」
「いまは、そういうめぐりだな」
そう思えることこそ、
とても大きなギフトなのかもしれません。
全ては良いことしか起こってない。
これは事実なんでしょう。
しかし、それは自己にとってではなく、
この存在にとってなんですね。
そんな自己の期待を超えて訪れるものは、
比較しようのない、
十分なスペースの中にしか現れません。
そしてそれは、
準備すら忘れてしまった頃の “間” に、
そっと、
“やってくる”のかも知れません。
そんなお話でした。^ ^
ゴールデンウィークは、田植えの時期でした。
そこから、
お米からのイノチの連鎖を
感じたので、
なんとなく書いてみました。
恐竜が眠った大地で、
新しい草たちは 小さな命を結び
やがて ひとの手にすくい上げられた
太陽の光をたっぷり吸い
雨に打たれ 風に揺れ
稲は静かに 生き延びてきた
米を食べるということは
何千年もの祈りを 手のひらで受け取ること
自然に任せるとは
ほったらかすことじゃない
支配することでもない
ただ
興味深く見守り 手を添え
いのちがいのちであれるように
呼吸を合わせること

今日もまた
ひと粒の米が
静かに 世界をつないでいる
こんにちは。
4月も終わりゴールデンウィークが始まりますが、とても気持ちの良い温度が続きますね。![]()

今は子育てについて書いてたんですけど、
途中から、ちょっと深い話になってしまったかもです。
まあ、なんとなく書いてたんですけどね。
何でもそうなんですが、
悩んでいる人の特徴として、
だいだいが真面目で、
1つの選択肢しかないパターンが見えるので、
また違う選択肢をお伝えしたいと思います。
子育てに悩んだことはありますか?
子育てに限らず何事もですが、
悩むことは実際のところ、
良いとか悪いとかではなく、
ただ、じつは、
その悩みが今、
ここに“ある”というだけのことなんですね。
例えば、
「子どもに好かれたい」
「嫌われたくない」
その気持ちも、
良いとか悪いとかはありません。
ただ湧いてくる感情です。
そう思っている“存在”が、
今ここにいるということ。
親である存在も、
子であるその存在も、
いつも、
今しかなくて、
「こうしなければならない」
「こうあるべきだ」
という声は多くの場合、
過去に誰かがそう言った、
言葉の残響かもしれません。
例えば、
「愛とはこういうものだ」
「厳しさが愛の証だ」
そんな“定義”も、
本当に自身の感覚から出たものでしょうか?
それとも、
誰かの目を通して見た“正しさ”かもしれません。
子どもがどんなふうに育っていくのか。
それは、
誰にも分からないことです。
育てようとしても、
育ってしまうこともあれば、
育てようとして、
何も変わらないこともある。
そこに因果を求めすぎると、
疲れてしまうこともあります。
「しつけが大事」
「徳性が大事」
「知識よりも心だ」
それも視点のひとつかも知れない。
その視点があなたの中で静かに響いたならば、
それを大切にするのもいいですね。
でも、もしその言葉があなたを縛って
苦しくするなら、
いったん置いてみる。
という選択もあっていいかもです。
見える世界では、子どもは親を選べません。
でも親もまた、
「親という役割」を突然与えられ、
戸惑いながら、
その日々を生きていきます。
うまくいかない日があっても、
感情に振り回される瞬間があっても、
それすらも、
「あなたという存在」
がただ在るという証です。
子育ての本質とは、
教えることでも、
正すことでもなく、
ただ「共に在る」
ことなのかもしれません。
これからも、どれだけ
時代が変わっても、
知識が増えても、
「共に在る」ということだけは、
いつまでも変わりません。
共に在るだけで良いのなら、なんだか少し軽くなりませんか?
今そこに、
あなたと子どもがいる。
そのこと自体が、
何かを教えようとしても、しなくても、
もう既に、尊いのかもしれませんね。
それでも悩み、
例えば、
「そんなこと自分にできるわけがない」
その思いが浮かぶとき、
それもただ、
心がそう言っているだけです。
それは真実でも、
嘘でもありません。
浮かんだだけなんです。
「私にはできる」と言ってみても、
その声にどこか違和感があったなら、
それもまた、
ただそのままで良いのです。
変えようとしなくていい。
押しのけようとしなくていい。
「できない」と思う自分もいていい。
「できるようになりたい」と、
願う自分もいていい。
「頑張りたくない」と、
思う日もあっていい。
どの瞬間も、
どんな自分も、
ただそこに“在る”だけで
もう充分に生きています。
ただ、
「そのままの今の自分に何も足さなくてもいい」
本当にそう感じられたとき、
世界は鏡のごとく、
いつのまにか、
あなたにしかない光がにじんできます。
人間は、
何かにならなくてもいいし、
能力が発現しなくてもいいし、
愛を与えられなくてもいいし、
何も実現しなくてもいいし、
ただ“存在している”ということだけで、
もう言葉にならないほど豊かなことなのです。
それでもふと、
「~してもいいな」
と感じたなら、
それは、
命のほうからあなたに語りかけている声かもしれません。
その声もまた、
信じすぎなくていいですし。
ただ、耳を澄ますだけで充分です。
悩んでいるお母さんが、
もし今日、
「何かを変えよう」とするかわりに、
「いまのままでいい」と、
ひと息つけたなら
それはすでに、
あなたという命が、ほんとうに開きはじめた証、
なのかもしれません。^ ^




























































