Blog記事一覧 > 8月, 2025 | 淀川区・十三で評判の荻野接骨院の記事一覧
こんにちは!
8月も最終日です。
今年は暑さが長く、全体的に身体は炎症が起こりやすくらなっていますが、
熱中症など注意したいです。
お若い方々は、頭から水シャワーなんかを浴びて、頭を冷やすと良いです。
それでは、
今日は腱鞘炎について、
少し深いお話をしたいと思います。
親指や手首が痛い、
物を持つのもつらい、
パソコン作業ができない、
こんなお悩みで来院される方は多いですが、
お話を伺っていると、
手首だけの問題ではないケースが
とても多いんです。
腱鞘炎は手首の使いすぎで説明されがちで、
それは当然ですが、
実際にはそれだけでなく、
いくつもの要素が重なって起きています。
まず医学的な視点から見ても、
手首の動きは頚椎、横隔膜、呼吸などと深くつながっています。
首や肩の緊張によって神経や血流が滞れば、
炎症は長引きます。
肝臓の働きや血液の質も関係しますし、
女性ホルモンや副腎の機能が影響していることもあります。
さらに、重心の崩れや姿勢の問題で、
本来なら肩や体幹で分散されるはずの力が
手首に集中することもあります。
つまり、
痛い場所だけを見ても本質には届かないのです。
ここで大切なのは、
使いすぎた結果ではなく、
なぜ使いすぎてしまったのかという視点です。
腱鞘炎で悩む方を見ていると、
体に負担がかかっているだけでなく、
休めない意識が背景にあることが
多いと感じます。
もっと頑張らなきゃいけないから、
迷惑をかけられないから、
結果を出さなきゃいけないから、
ちゃんとやらなきゃいけないから、
こうした無意識の想いは、
体を休ませることを許さず、
手を止められないまま動き続けさせます。
結果として、
限界を超えているのに
力を抜けない状態をつくり、
手首に過剰な負荷がかかっていきます。
そして、身体と概念はつながっています。
手を握りしめると、
肩や首、横隔膜まで連動して硬くなります。
逆に手をゆるめると、
呼吸が広がり、
神経も落ち着きます。
腱鞘炎は、
手を握るという動きの中で起きていますが、
その奥には「手放せない意識」が
隠れているかもしれません。
抽象的に見ると、
症状は敵ではなくサインです。
腱鞘炎は、
もうそんなに強く握らなくてもいい、
もっと委ねてもいいというメッセージかもしれません。
痛みは不快なものですが、
その奥に解放や変化への扉が
隠れていることがあります。
腱鞘炎をきっかけに、
多くの方が最終的に気づくのは、
自分の生き方のパターンです。
頑張り続けること
休むことへの罪悪感。
もしくは与えることを優先しすぎていること。
手首の痛みは、
このまま握りしめて進むのか、
それとも少し手をゆるめてみるのか、
という問いかけかもしれません。
あなたは今、
何をそんなに強く握りしめていますか?
もしその手をふっと開いたら、
どんな世界が広がるでしょうか?
これしかないという、
正解はありません。
腱鞘炎は単なる手首の炎症かもしれません。
でもその奥では、
生き方や概念や意識がそっと動いています。
それに気づいたとき、
痛みよりも深いところから
変化が始まるかも知れませんね。^ ^
こんにちは。^ ^
日本は今年、41.2 °C(兵庫・丹波)
という記過去最高の記録を出したくらい、
雨が少なく、
尋常でない暑さが続いてましたが、
先週辺りから若干温度が下がってきましたね。

今日は悩みについてのまたら違った角度の話。
この世界から、
悩みを解消しよう、
悩みをなくそう!
悩みのない人生に!!
こういうフレーズは一見魅力的ですが、
よくよく見ると、
ちょっとした落とし穴も
あるかもしれません。
確かに悩みは、
どれでもしんどいです。
でも、
悩みを遠ざけることだけを
目的にした人生は、
まるで
水の流れを止めてしまうようなもので、
やがて揺らぎや潤いを失ってしまう
可能性があります。
例えば、
とある池に小石をポイと投げると、
波紋が広がりますね、
それは一瞬水面を揺らしますが、
やがて時間と共に静かに消えていきます。
でも、もしこの池が、
波紋はもういらないんだ!!
と決めてしまったらどうでしょう?
小石は避けられ、
風もさえぎられ、
水面はずっと変わらない鏡
のようになります。
凪状態ですね。
それはそれで美しいかもしれません。
でも、
やがて水はよどみ、
透明さや輝きを失っていきます。
揺れがあるから、
澄んでいられる。
水は、
揺れることで空気と混ざり、
光を反射し、澄んでいきます。
揺れを悪いものとして避け続けると、
水はだんだん重く、
にごっていくのです。
人も同じで、
日々の中で起こる小さな揺れが、
新しい空気や光を運んできてくれます。
それをなかったことにしようとすると、
表面は穏やかでも、
中は動かなくなってしまいます。
からだも同じことをしています。
肩が張るとき、
息が浅くなるとき、
関節が重く感じるとき、
それはからだの中の小さな波紋です。
この波紋を完全になくそうとしたり、
全く無くしてしまえとするのではなく、
そっと手を添えて、
ゆっくり形を変えてあげる。
すると、
水はまた自分の道を見つけ、
流れ出します。
揺れとともに暮らす。
大事なのは、
波紋を避けることでも、
波紋を大きくすることでもありません。
ただ、
その広がりを見ていること。
そして、
その広がりと一緒に呼吸していること。
揺れがあるから、
澄んでいられる、
それは、
水も、人も、同じことなのかも知れません。




























































