Blog記事一覧 > 武術稽古の養人塾 | 淀川区・十三で評判の荻野接骨院 - Part 4の記事一覧
ただいま沖縄県で研修中です。
大自然を生かして身体の使い方を学びます。
天気予報では雨降りでしたが、
幸い雨は夜だけで、
薄い曇り空が続き熱中症対策もいらない、
丁度良い空気になりました。
そして、
1945年6月23日は沖縄では、
沖縄戦の組織的戦争の終戦の日で
今日は沖縄県限定の公休日になってます。
沖縄には、もともと縄文人が最終的に移動した場でもあると、
とある文書には書いてあります。
地元の皆さんはとてもフレンドリーで、
たくさん話しかけてくださります。
ただ、アメリカン的な雰囲気もあり、
私みたいな自己主張の控えめな人間は、
こちらの環境では、なかなか無駄に気を使い過ぎてるのかなと言う感じもしました。
言語でない、
非言語のコミュケーションといえば、
ボディータッチ。
非言語のスキンシップは、
人にもよりますが、
大抵は私たちを温かな気持ちにしてくれます。
そして身体を通して情緒を安定させてくれます。
例えば、子供なんかには、
抱っこ〜と必要とされる行為ですね。
触るというのは、
成長の過程で、発達に物凄く影響します。
感情はもちろんですが、
脳全体の発達に欠かせません。
脳が大きく発達した哺乳類ほど、母乳が薄くなっていくそうです。
その理由として、
濃度が薄ければ、
それだけ多くの授乳が必要になります。
1日に数十回は抱きしめる。
ウサギなんかは、
1日たった1回の授乳で良いそうです。
そしてスキンシップは、
大人でも脳の発達やホルモン、神経作用に大きく影響を与えます。
脳麻痺などで四肢に障害を負った人のリハビリテーションでは、
必ず障害を負った四肢からマッサージをおこないます。
四肢にマッサージをするのは、
自律神経、末梢神経を返して、
脳が活性化するからです。
体からの刺激によって脳は発達します。
体からの刺激に応える形で脳は発達します。
体からの刺激がなければ、脳は発達しないのです。
どうなりたいか、
どんな刺激をインプットさせるのか、
が問われます。
意識しないと、年を取るにつれて、
肌の触れ合いが減ってしまいます。
免疫力の安定はもちろん、
痛みや不安、気分、睡眠障害、
物覚えが悪くなったり、
気づきやひらめきがなくなったと感じるのは、
そもそもの
スキンシップ不足が原因かもしれません。
物事には流れがありますが、
多くの人がすぐに結果を求めます。
すぐに結果が欲しい、
短期間で自分を変えたい、
楽して人生を良くしたいと考えています。
意識がそのように出来ているのもありますが、
できるだけ面倒なことはしたくない、
映画の魔法のようにパッと、
人生が好転すればいいのにと、
考えたことはありますか?
誰もが一度は、
このような願望を抱いたことがあるのではないでしょうか?
実際、
すぐに結果が変わるかのような、
情報は沢山ありますよね。
例えば書店に行けば、
人生を一瞬で変えるとか、
ハッピーになれるとかを
感じさせてくれるタイトルの本や、
最近ならば、
インターネットで検索すれば、
そう思わせてくれるホームページも、
簡単に見つけることはできるでしょう。
またテレビやニュースなどでも、
何かをきっかけに、
すぐに人生が好転したかのように
見える人や芸能人が紹介されたりもしています。
ですが、
残念ながら、
実際は、
それまでに、
実に長い積み重ねがあるのです。
ドラマチックな部分ばかりが、
クローズアップされますし、
刺激的で、劇的な部分ばかりを見ようと、
意識は引っ張っていきますが、
何よりそんなエピソードの方が、
多くの人を惹きつけるのは、
わかってるんですが、
それはあくまでもエンタメなんですよね。
そう、
無意識では、
一瞬で人生が変わることはないのも、
何となくでも、
実はわかっているはずなんです。
メンタル療法には、
確かに人生を好転させる力、
病気を改善させる力があります。
心理スキルを磨き、
自分の心を
自分でマネジメントできるようになれば、
欲しい結果を得る可能性は、
必然的に高まります。
ただし、
それは一瞬で、
人生をバラ色ハッピーにするわけではありません。
1 ヶ月で訪れる人もいれば、
3 ヶ月で訪れる人もいますし、
半年、2年、
10年と、下手すれば90年とか、
かかる人もいます。
その違いは、
真剣さ、本気さ、信じ込み、
そして何より、
過去の経験や、
毎日の積み重ねの違いであって、
その人の能力の違いではありません。
それに、スキルを
身につければ未来永劫全てが、
好転するわけでもありません。
常に自分にとって困難に思える壁が、
反力としての地球に住んでいる以上、
待っています。
ですので、結局は、
何かを変えたいと思うのなら、
自分を磨き続けるしかありません。
長期的にトレーニングをしてコツコツと、
地道に、
自分を変えていこうするやり方が、
どうしても倦厭されがちですが、
コツコツと鍛錬を続けた先にだけ、
今までとは違う世界が広がっているのですよね。
ヒプノセラピーとかで、前世に行こうが、
インナーチャイルドの過去の傷を抱きしめようが、
地道の無い人には効きません。
地に足をつけて、歩く!
これが、秘伝なんですよ。
自分を大切にする事と、
自分勝手は違います。
本当の自分勝手は身勝手の極意ですので、
稽古する、
あるいは山籠りでもしないと出来ませんが、
誰にでも出来る自分を大切にする方法として、
挨拶がありますね。
日本人は、間を大切にする文化を持っていますから、
挨拶で間を調整し、
自分を大切にしてきました。
挨拶が大切なのは、他人との関わりの声掛け、行動だからですね。
小さい頃、躾の一環として、
ご挨拶しましょうと習いましたね。
躾、
美しい身と書いてます。
武術稽古では、たまーに小学生がくる事がありますが、先ずは挨拶のことから練習します。
そして礼儀作法の身体への作用。
それは、
挨拶と礼儀がきちんと
できるということは、
大人になった時にはもちろん、
今後未来で、世界に関わりあった際にも、
日本人としての誇りを示せる姿勢が、
人として、
受け入れられ、また好かれるからです。
大人になった時に、
人を思いやらず、
自分中心にものごとをとらえたり、
進めたりするようでは誰もついてはきません。
小さい時から、
常に周りに対する
感謝の心と謙虚さ、
そしてそれを表わす挨拶という型を、
きちんと身につけておくことが
武術の第一大事であるということです。
頑張るという言葉があります。
頑張るには、
「我慢して、忍耐して、努力する」
根性〜
という感じですが、
本来は「我を張る」意味で用いられます。
我を出して頑張っているときは、
身体に力みが生じやすいものです。
武術などでも外から加わる力には、
我を張り、力みがあればあるほど影響を受けやすくなります。
そして心の面でも同じことで、
頑張っているときは、心にも力みが生じています。
すると、
外から受ける見えない力に対して影響を受けやすくなります。
その代表的な例がいわゆるストレスです。
ストレスに弱くなるのは、
実は頑張いる人や、過度に力みやすい人に多いのです。
自分の思い通りに物事が進まないときでも、リラックスしていると、
物事をありのままに捉えて、
必要以上の影響を受けなくて済みます。
このリラックスは、弛緩するとは違います。
弛緩は役に立ちません。
リラックスとは、
意識的に抜く行為です。
抜きとは感じるという意味でしか成り立ちません。
ですから、自分の身体を感じられていないと出来ません。
自分の身体を感じるとは、見つめて味わうという感じに近いです。
頑張ってしまって、
心に力みが生じているときに、
影響を受けやすく、
他人のちょっとしたひと言が胸に深く刺さるときは正にこれです。
ストレスに強くなるには、
リラックスすることが大切です。
(ストレスとは過緊張による脳副腎反応。結局は自分で作ってるんです。)
ですが、「〜しないように」
という心の使い方をしているときは、
かえって乱されやすくなるものです。
「氣にしないように」
「失敗しないように」
などたくさんあります。
「怒らないように」
とコントロールすると、余計に怒りが湧きます。
「悲しくない」と自分に対して嘘をつくと、余計に悲しみが湧きます。
人間であり、受信システムで生きている以上、
怒ったり、悲しんだり、感情は必ずあります。
その瞬間に心に波が生じるのは当たり前です。
しかし、実は次の瞬間には、
その波が静まっていくのが自然の姿です。
波静まった水面に水滴が落ちれば、必ずまた波が生じます。
その波は、
時間という約束の中で、共に無限小に静まっていきます。
生じた波がいつまでも静まらないとしたら、それは不自然です。
リラックスしているとき、
自然に波は静まっていきますが、
頑張っているときはなかなか静まりません。
「〜しないように」と自分をコントロールすることよりも。
リラックスした状態で、「さあ!こい!」と、
正々堂々と物事と結び合い、向かい合うときが、
もっとも強い状態になります。
その時に抜きであり、感じるです。
武術も健康も、
丁度良い、最適な状態こそ、目指す状態であり、それが
リラックスです。
先日の武術の稽古後に、
塾生の一人が帰りの食事中に恋愛の話をしてきました。
内容は、
気になる女性がいて、
インスタでアピールしてみたけど、
スタンプしか返って来なかった。
それですごく落ちこんでいる。
との事。
これを聞いて、みんなで
武術に当てはめて考えてみました。
武術ではいつも相手のことはわからない。
として観るようにお伝えしています。
例えば、
どんな武器を隠し持っているかわからない。
何人いるのかわからない。
どんな風に攻撃してくるのかわからない。
みたいな感じです。
わからないから、
わかろうとする選択肢も強まります。
逆にわかったつもりは、
命を落としかねません。
ここから恋愛の話に応用してみると、
インスタメールでアピールして、
スタンプが返って来たという事実を観察して、
まだ何もわからないところから、
わかる情報を得れたと考えるべきで、
落ち込むのは、
相手のことをわかっていたつもりだったからであり、勘違いしている現象であると考えれるね。と、
話が進みました。
そして恋愛では、わからないのが魅力の一つでもあり、楽しみの過程やねと。
治療でも一緒ですね。
わからないを前提に自分をわかろうとする、
相手をわかろうとする。
常に初心忘るべからずですね。
毎週月曜日は武術の稽古の日。
インスタントなものや、
すぐにわかりたい方、できたい方、
武運が無い方は続きませんが、
武術を通して稽古していること、
そして最終的に身につけたいものを
わかりやすく四つに絞ってみます。
それは、
1.ぶつからない。
2.対立しない。
3.調和する。
4.勝つのではなく負けない。
と言う境地でした。
これらは、日本人が古代から築き上げた一つの文化でもあります。
島国だからできた、
江戸幕府があったから出来た、
など色々な条件の元、
達人と言われる方々が辿り着いた答えになります。
それは、言葉だけの虚の世界の話では無く、
実戦での命をかけた先にあった実の世界での境地です。
だから、世界的にも価値があり、
そして誰もができることではないから、
面白いのですね。
そんな境地から、
今の日本を見てみた時、
自粛しろから、自粛はしませんや、
マスクを着けろや、マスクを外せなど、
ワクチンを打つべしや、ワクチンはやばいや、
最終的には、
感染症で死ぬぞから、感染症はただの風邪まで、
正反対の意見に分断されてきていますが、
どちらにも言い分があり、
どちらでも自由であれば、
自己責任でやれば良いと言うことがわかります。
本当結局は、自己責任ですね。
最低でも徳島大学の大橋先生の話や、
順天堂大学の奥村先生の話くらいは聞いて欲しいですが。
感染症のカラクリなどもわかりやすく説明してくれてます。
大橋先生は、学びラウンジで見れますよ。
そして、色々な情報を知った上で
自分の意見を持つことは大切です。
私も夏場のマスクは脳への熱量の影響から、
外した方が良いと思いますが、
強制する訳でもなく、
賛同される人はそうすれば良いと思います。
また、マスクを強制されるのも柔らかにお断りしています。
ユニクロでは着けないと入れなかったので着けましたが。笑
みな立場があるし、
理由があります。
今回の感染症問題にしても、
ウィルスの事、免疫の事、
政治のこと、様々な情報が入ってきますが、
その上で、
本当にマスクが効果が出るような条件であれば、進んで協力したいと思います。
ちなみに、うがいは水、もしくは少量の塩水が一番効果がありますよ。^ ^
今週の稽古は、
平成最後ということで、
三種の奥義の一つ、
影分身の術をやりました。
参加できた方はラッキーです。笑
これは武術の技ですが、
施術にももちろん使えます。
やられると、びっくりしますよ。(^^)
今週の武術稽古は私一人でした。
皆さん大人なので、各自ご都合があるわけですね。
ですので対人の稽古は出来なかったですが、
実は一人の稽古も大好きで、
一人でやる稽古は大切です。
気を使うのは自己の身体のみ。
身体とはいつも普段以上に会話が増えます。
だからこそ、発見や確認もたくさんできます。
勿論、毎日忙しいかったり、
しんどい日もありますが、
好きでやってるわけですし、
月曜日は稽古日と決めていますので、
その習慣は変わりません。
そして、
自分との約束が、
見えない力になると、
認識しているからです。(^。^)
晩酌、食欲の秋な今日この頃。
現状が上手くいかないという武術のお弟子さん達数名に、
ファイトクラブみたく、
何らかの枠を広げる課題を渡しました。
課題を渡したからには私も、普段出来ない何かに挑戦しようと思い、
一人で沖縄居酒屋に入るということにチャレンジしました。
チャレンジとは言わないかな。笑
酒好きでもないし、
定食好きな私にしては、
一人で居酒屋ってないわーという理由で、
入ることは一度も無かったわけです。
だけど、沖縄居酒屋、
沖縄には魅力を感じる。。。
ってことで、ドキドキとチャレンジしました。
やってみて感じたことは、やってみれば、
結果はどうあれやっぱり案外やれば簡単で、
楽しく一人でお食事できました。
やるまでのドキドキが懐かしい感じです。
話は変わりまして先日。
子どもが朝から泣いて家事が出来ません。
泣かなくなる方法はありませんか?
とか、
ちゃんと歩いてくれませんとか、
どうにかなりませんか?
という質問されました。
色々と視点によって答えは違いますが、
私的には、
これは
子どもは大人と違って素直に泣くものだということを認識する良い機会と捉えます。
さらに、
泣くのは普通であると同時に、
泣くにも何らかの理由があると思うんです。
そんな時は、こどもの目線にまで合わせて、 泣くのはなんでかな?
と考えてみては?
また、
夜中に子どもが泣きやまない場合は、
大抵が栄養失調ですが、
とりあえず自然な子どものリズムを尊重して、
例えば抱っこしてあげたり、
ウロウロしてみたり、
座ったまま朝までソファーで寝たりしてみては?
昼間にしっかり動けなかった分はぐずっても仕方ないかなと。
また、
遊びに行ったり、散歩で、
子どもが疲れて歩けない、
抱っこしてもらいたい、
もう
おうちに帰りたいと泣く事もあると思います。
だけど、当たり前なんですが
脚の長さが違うんですよね。
歩幅も小さい足が楽になるまで、
そこで休んであげてみては?
時間をかけて一緒に帰るとかという提案はどうでしょうか?^ ^
大人になると、
っというか、
社会的な常識が普通になるほど、
こうすべきという、
固定観念が出来上がってしまってるので
まずはそんなの無理って本当かな?と疑ってみるとどうでしょうか。
赤ちゃんを抱いているので、
お兄ちゃんやお姉ちゃんを抱っこしてあげられない。
「抱っこして」とせがむお兄ちゃんに、
もうお兄ちゃんでしょ、
何言ってるの我儘しなさいと言ったり、
しないで抱きしめてあげれる時間つくれないですか?
早く帰らないと朝ご飯が、
お弁当が夕飯の支度が間に合わないとか、
だんなが帰ってきちゃうじゃないとか考えちゃいますが、
夕飯が間に合わなくたって、
パパが帰ってきちゃったって
大人なんだし、体型も脂肪あったりで、
飢えて死ぬわけでもありませんね。
それより30分道端で座って
子どもが落ち着くまで待つ時間は作れないかな?って考えてみたり。
本当に、ママって大変なんだと思います。
子供はちっともわかってくれないでしょう。
そんな
ママの苦労が分かるには
年齢や時間が必要。
だからそれまで待ってあげる思考はどうでしょう?
一緒に歩いて帰ると言うまでは待ってあげては?
パパだって説明すれば怒らないと思うんですね。
ここは、たぶんね。
むしろ、泣いてるなら朝ご飯はいいよとか、外食にするよって言ってくれてるかもです。
それを今日だけそんな事やっても意味がない。
とかって怒ったりしないで。
スケジュールの大切さもわかります。
でも、そうじゃない時間も重要です。
では何故、
それらは大切にされにくいのか?
それは私たちの中で、
重要だけども、
緊急ではないからですね。
そんなことってたくさんあって、
でもそんなことの中に宝石が隠れてるというか。
そんな思考もいいかなぁと思いました。
こういう質問って答えは無いんでね。
参考までに。
今週の武術稽古は久々な方が多くなりましたね。
先ずは基本の型から始めて、
正拳突きのにぎり柔をやりました。
にぎり強く正拳突きで押すと痛いし耐えれますが、
にぎり柔らでやる正拳突きは、崩れてしかもあんまり痛くないです。
ケガをさせないのが大切ですからね。
コツは強さと弱さの両方の幅。
強いものは弱いものの実になり、
弱いものは強いものの実になるから、
強いも弱いも大切という中庸の再現の練習です。
これが出来れば一瞬で対立せずにを目指して、
それを
外受けで、
正面打ちで、
平手打ちで、
最後は歩きながら、すれ違いの動きの中で行いました。
強くて見せて柔らかく。
弱くて見せて猛々しく。
それを身体の手で表現するわけですが。
無刀捕りは、
刀を持っている相手に対して、こちらは無手で向かい合い、場を制するという様なものです。
真剣白刃取りが有名ですかね。
難しいですが、
最低限、剛柔陰陽の柔らかな手でないと反応されて、
斬られてしまいます。
私は以前に、
無刀捕りとは実際に、
手を培った経験を、
刀を捕ることに使わずに、
刀をコントロールすることに、
刀よりも空間で人間関係を無刀捕りする、
すなわち人生をコントロールすることが無刀捕りだと教わりましたが、
そんなイメージを持っての向かいの稽古でした。
最後は、空間の中での強弱の振幅を使った合気下げを皆さんでやりました。
ありがとうございます。




























































