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リラックスになれば良い。 | 淀川区十三 荻野接骨院

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リラックスになれば良い。

2021.04.11 | Category: 武術稽古の養人塾

頑張るという言葉があります。

頑張るには、

「我慢して、忍耐して、努力する」

根性〜

という感じですが、

 

本来は「我を張る」意味で用いられます。


我を出して頑張っているときは、

身体に力みが生じやすいものです。

 

武術などでも外から加わる力には、

我を張り、力みがあればあるほど影響を受けやすくなります。

 

そして心の面でも同じことで、

頑張っているときは、心にも力みが生じています。

 

すると、

外から受ける見えない力に対して影響を受けやすくなります。

 

その代表的な例がいわゆるストレスです。


ストレスに弱くなるのは、

実は頑張いる人や、過度に力みやすい人に多いのです。


自分の思い通りに物事が進まないときでも、リラックスしていると、

物事をありのままに捉えて、

必要以上の影響を受けなくて済みます。

 

このリラックスは、弛緩するとは違います。

 

弛緩は役に立ちません。

 

リラックスとは、

意識的に抜く行為です。

 

抜きとは感じるという意味でしか成り立ちません。

 

ですから、自分の身体を感じられていないと出来ません。

 

自分の身体を感じるとは、見つめて味わうという感じに近いです。

 

 


頑張ってしまって、

心に力みが生じているときに、

影響を受けやすく、

他人のちょっとしたひと言が胸に深く刺さるときは正にこれです。


ストレスに強くなるには、

リラックスすることが大切です。

(ストレスとは過緊張による脳副腎反応。結局は自分で作ってるんです。)

 

ですが、「〜しないように」

という心の使い方をしているときは、
かえって乱されやすくなるものです。

「氣にしないように」

「失敗しないように」

などたくさんあります。


「怒らないように」

とコントロールすると、余計に怒りが湧きます。

 

「悲しくない」と自分に対して嘘をつくと、余計に悲しみが湧きます。


人間であり、受信システムで生きている以上、

怒ったり、悲しんだり、感情は必ずあります。

その瞬間に心に波が生じるのは当たり前です。

 

しかし、実は次の瞬間には、

その波が静まっていくのが自然の姿です。


波静まった水面に水滴が落ちれば、必ずまた波が生じます。

 

その波は、

時間という約束の中で、共に無限小に静まっていきます。

 

生じた波がいつまでも静まらないとしたら、それは不自然です。

リラックスしているとき、

自然に波は静まっていきますが、

頑張っているときはなかなか静まりません。

「〜しないように」と自分をコントロールすることよりも。

 

リラックスした状態で、「さあ!こい!」と、

正々堂々と物事と結び合い、向かい合うときが、

もっとも強い状態になります。

その時に抜きであり、感じるです。

 

武術も健康も、

丁度良い、最適な状態こそ、目指す状態であり、それが

リラックスです。