脂肪の大切さと胆汁の働き。
痩せで太れない人には、
胃の消化能力が弱い、
膵臓の負担が強い可能性を書きましたが、
胆のうから出る胆汁の働きが原因の人もいます。
胆汁の働きは、
脂肪を取り込み易く分解して
血管の壁の栄養、脳の栄養、細胞膜やホルモンの材料にします。
油物を食べた時に分解に関与するのも胆汁であり、
胆汁の質が低下したり、
量が少ないと、、、。
結果、脂肪を吸収出来なかったり便秘になったりします。
脂肪を吸収出来なくなると、
脳は栄養不足でストレスが溜まり、
血管の壁の材料が少なく硬くもろくなり、血管ポンプは弱く低血圧になります。
そのために栄養はますます運ばれなくなり、
細胞膜は弱り、せっかく運ばれた栄養も取り込めなくなります。
太れないになってしまうわけです。
それだけでなく、この場合の痩せは栄養不足から疲労感や冷えが強く、
コレステロール合成も上手くいかないので、
副腎や卵巣のバランスが狂い始めます。
長い生理不順や、ストレス対応が苦手ですぐに疲れる方、空腹で目が回る方などは、
脂肪の蓄積が必要です。
そのためにはしっかり油を取り込めましょう。
油にも様々ありますが、出来るだけ動物の油が良いです。
養殖でない魚や、放牧で育っている動物が理想ですね。
植物油ならば、低温で圧縮されたものが良いですね。