5月は子どものケガが増えやすい季節
こんにちはー。
立夏に入りましたねー。
新学期が始まって、
少し学校生活にも慣れてくる5月。
実はこの時期、
子どもたちのケガが増えやすい季節
でもあります。

体育、部活、クラブ活動、運動会の練習。
4月はまだ様子を見ながら動いていた身体も、
5月になると急に、
走る、跳ぶ、蹴る、踏ん張る
といった動きが増えてきます。
その中で出てきやすいのが、
成長期特有の痛みやケガです。
大人の場合は、
筋肉や靭帯を痛めることが多いですが、
成長期の子どもは少し違います。
まだ骨が成長している途中なので、
筋肉が骨にくっついている部分や、
骨の成長に関わる部分に
負担がかかりやすい時期でもあります。
ダッシュをした時。
ジャンプをした時。
ボールを強く蹴った時。
急に方向転換をした時。
こうした瞬間に、
筋肉が骨を強く引っ張ることで、
骨の付着部に負担がかかることがあります。
場合によっては、
「剥離骨折」や「裂離骨折」と
呼ばれる状態になることもあります。
特に成長期では、
骨盤や股関節まわり、膝、かかとなど、
筋肉が強く引っ張る場所に痛みが
出ることがあります。
では、なぜそのような負担が
起こりやすくなるのでしょうか?
もちろん、
運動量が増えることは
大きな理由の一つです。
ただ、
それだけではありません。
5月の子どもたちは、
身体だけでなく、
心も新しい環境に適応している途中です。
新しいクラス。
新しい先生。
新しい友達。
新しい部活。
先輩との関係。
「頑張らなきゃ」
「迷惑をかけたくない」
「レギュラーに入りたい」
「ちゃんとしなきゃ」
こうした目に見えない緊張が、
知らないうちに身体へ
影響していることがあります。
緊張が続くと、
呼吸は浅くなりやすくなります。
大人でも自分の緊張に気づかずに、
呼吸が浅く肩こり頭痛を引き起こしているパターンは沢山ありますが、
肩や背中、
股関節まわりにも、
余分な力が入りやすくなります。
身体の中のゆとり、
つまりスペースが少なくなっていくのです。
スペースが少なくなった身体は、
動きに余裕がなくなります。
本来なら柔らかく受け流せるはずの力も、
逃げ場がなくなることで、
一部分に集中しやすくなります。
その状態で急に
走る、跳ぶ、蹴る、踏ん張る。
すると、
筋肉や関節、骨の付着部に
大きな負担がかかることがあります。
ここで大切なのは、
「歩けているから大丈夫」
と決めつけないことです。
もちろん、
歩けているなら重症ではない場合
もあります。
ただ、成長期の痛みは、
我慢して運動を続けることで
長引くことがあります。
特に、
走ると痛い。
ジャンプすると痛い。
ボールを蹴ると痛い。
股関節や骨盤まわりに鋭い痛みがある。
足を引きずる。
数日たっても痛みが引かない。
こうした場合は、
無理に続けず、
一度きちんと確認しておくことが大切です。
子どもは
「休みたくない」
「みんなについていきたい」
と思って、痛みを隠すことがあります。
親御さんから見ても、
普通に歩いていたり、
家では元気そうにしていると、
つい大丈夫かなと思ってしまいます。
でも、
身体の中ではまだ回復の途中
かもしれません。
痛みは、
単なる邪魔者ではありません。
身体が、
「少し負担が強すぎるよ」
「今は休ませてほしいよ」
「このまま続けると長引くかもしれないよ」
と教えてくれているサインでもあります。
もし今夜、お子さんが寝静まったら、
少しだけ寝姿を眺めてみてください。
呼吸が浅くなっていないか。
肩や首に力が入ったまま眠っていないか。
歯を食いしばっていないか。
身体が安心して休めているか。
何かを見つけようとしなくても大丈夫です。
ただ、少しだけ見守る。
その時間だけでも、
親御さん自身の呼吸が少し
深くなるかもしれません。
そして親御さんの呼吸がゆるむと、
家庭の空気にも少しゆとりが生まれます。
子どもの身体は、
そうした空気をとても敏感に
感じ取っています。
「早く治さないと」
「休ませた方がいいのかな」
「でも試合があるし」
そう思うのは、
親として自然なことです。
ただ、
不安の圧が強くなりすぎると、
子どももまた身体を固めてしまうことがあります。
まずは親御さん自身が、
少しだけ肩の力を抜いてみる。
それも、
子どもの身体を見守るうえで
大切なスペースになるかもしれません。
荻野接骨院では、
痛みの出ている場所だけを局所的に見るのではなく、身体全体の使い方を見ていきます。
股関節や骨盤の動き。
筋肉の緊張。
呼吸の浅さ。
足のつき方。
姿勢のクセ。
そして、
身体全体にどれくらい余分な力みが
入っているのか。
そうした部分を確認しながら、
回復しやすい土壌を整えていきます。
もちろん、
骨折や剥離骨折が疑われる場合は、
まず整形外科での画像検査が大切です。
そのうえで、
今は安静が必要な時期なのか。
少しずつ動かしてよい時期なのか。
どこに負担が集まっていたのか。
復帰に向けて何を整えていけばよいのか。
そうした部分を丁寧に見ていくことが、
再発予防にもつながります。
5月は、子どもたちが新しい環境の中で
少しずつ動き出す季節です。
そのぶん、
身体には目に見えない力みが
蓄積していることがあります。
「少し痛いけど大丈夫」
その一言の奥に、
身体からの大事なサインが
隠れているかもしれません。
子どもの痛みを、
ただの甘えや気合い不足として片づけず、
成長途中の身体からのメッセージと
して見てあげる。
それだけでも、
ケガとの向き合い方は大きく変わってきます。
頑張る子どもたちの身体が、
無理な力みなく、
自然に成長していけるように。
痛みや違和感が出た時は、
早めに一度ご相談ください。




























































