手技の見た目と中身の違い。
今日は先生方へのブログ内容です。
手技の多さよりも、
一つの手技からどれだけ必要な刺激を入れれるかが大切だ。
これは、本当に大切な哲学です。
同じように見える手技でも、
術者の意識次第で身体へのアプローチはまったく違ってくるからです。
例えば肝臓。
肝臓へは横隔膜神経がつららってますが、
肝臓が動きや筋膜が硬くなることで、
横隔膜神経が反射を起こし、
同じ髄節の筋肉が硬くなります。
頸椎の3番から5番から横隔膜神経は出てますが、
頸椎の5番からは上肢への神経が出てますので、
結果的に右肩が痛くなったり、
硬くなったりします。
五十肩に似た慢性肩痛とか。
右の腰痛や、坐骨神経痛では、
肝臓が重くなって、大腸や小腸を圧迫すれば、
痛みを伝えるレセプターの
TRPA1が、敏感になります。
そうすることで、痺れや痛みが出てきます。
左側でしたら、
肝臓の門脈が、鬱滞している場合に、
左側の静脈も鬱滞し、痛みが出てきます。
更に胸椎7.8番も硬くなるので、
連動して腰痛が起こったりもします。
内臓の手技のメインは動きです。
ただ手を当てているわけではありません。
クライアントの生活習慣の中から仮説をたて、
動きを作っていくわけです。
治すのはクライアントですが、
治る環境へ導くのが整体手技と哲学です。
ちなみに、サプリが苦手な方は、
タンポポの根や、
レモン水などがおすすめです。