日常生活の間とは?導入編。
こんにちは。
今年の秋はなかなか暑いですが、
夕方には涼しい風がやって来て、
すーっと癒されますね。
自律神経にとっては、まだまだ夏からの調整が大変な人もいるでしょうが、
コツコツと、目の前の当たり前のことから始めましょう。^ ^
今日は新シリーズ、
日常生活での間についてですね。
私たちは日々、
“何かをする”ことで安心しようとしますよね。
けれど本当の変化や癒しは、
“何もしない間”に生まれることの方が
多いのかもしれません。
“間”とは、
空白ではないんです。
それは生命の呼吸が宿る、場 です。
それは、
行動と行動のあいだ、
言葉と沈黙のあいだ、
心と体のあいだに、
気づかれないよう、ひっそりと存在しています。
前回まで見てきた
プライド・世間体・駆け引きは、
すべて、
この「間」を塞いでしまう反応でした。
鎧を着て守ると、感じる間が消える。
人の目を気にすると、内側の間が縮まる。
不安で駆け引きをすると、信頼の間が潰れる。
けれど“間”が戻ると、
再び「流れ」がやってきます。

それは人との関係の流れであり、
自然のリズム、
見えないリズムとも共鳴しています。
生命は常に“間”から生まれています。
細胞と細胞のあいだ、
吸う息と吐く息のあいだ、
夜と朝のあいだ、
その“あいだ”にこそ、
生命のリズムが息づいているんですね。
日常の中にも、
たくさんの“間”が隠れています。
食事の前の一呼吸。
家を出る前に空を見る一瞬。
会話の中で、言葉を選ぶ沈黙。
それらはすべて、
流れを戻す小さな入り口です。
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つまり“間”とは、
自我の時間を超え、
生命の時間に戻る扉 なのです。
次回からは、
この“間”を三つの切り口から見ていきます。
「スペース」──空間を空けること。
「調和」──関係の響きを感じること。
「リズム」──時間の波に委ねること。
この三つの間を日常の中で、
意識できるようになると、
“整える”ではなく
状態に戻るという感覚が自然に訪れます。




























































