人生で動けないのは批判癖があるから。
人はストレッサーに反応し、
どう受け取るのかで、ストレスになったり、
元気になったりします。
そんな受け取り方と言うか見え方のお話し。
今日は批判について。
人を批判し始めると、実は癖になることはご存知でしたか?
脳内物質ドーパミンが放出されて
気持ちよくなるのでやめられなくなるんです。
また、批判中は痛み感じにくする反応も出たりします。
自分を感じなくする防衛反応でもあったりする訳です。
要するに他者を批判すると
ドーパミンの力で 、
快楽を得られるし、
その間は痛みを避けられるので、
自分を正当化するには、
とっては都合がいいんですね。
逆に言えば、
人を批判している時は、行動が出来ないと言うか、したくない時だったりもします。
行動をしないのは、悩みを増しますから、ストレスにとってはデメリットになりますね。
行動出来ない理由は、
心の中で誰かを裁いてると、
自然の法則である反射反動が働き、
必然的に、
自分が何かをしたときに自分も何か言われるのではないか?
というビクビクした恐怖が生まれるからです。
ですから、会社や他人を批判している間は、
やりたいと思ったことができないし、
ドーパミンで束の間気持ちよくなっても、
何も変わらないと言うか、
変えたくないと言う状態に進みます。
ではどのように考えれば良いのか?
他者に対して、許せない、嫌だ、あり得ないと、
思ったことは、
大抵自分も持っていると思えれば、
見えてる階層が広がってると言えます。
例えば、
「あの人はいつも遅刻していてだらしがない人だ。」
と誰かをジャッジしていたら、
自分にもだらしがない所があったりする訳で。
仕事はきっちりするけれど、子供やパートナーとの 約束は、
守れないことがあるかもしれません。
あるいは、食べたり飲んだりするのが好きで、 健康的な体型を維持できていないかもしれません。
そんな風に相手に向けていた 矢印を、
クるりんと自分に向けると、
「私もにもだらしがない所があった」
「私もあの人と同じだった」
と思えるところを見つけれるはずです。
批判の捉え方から自由になると、
人からどう思われるかを
気にする必要がなくなってきますし、
対人関係でも、その人がその人であることを 受け入れられるようになります。
そして自己否定を否定では無くて、
上手く成長に活かせる様になります。
武術家が目指した、平和な境地ですね。