エネルギー不足の補足
今息をしている空間。
その中にいる微生物。
風邪の原因となるのはウィルスや細菌といった微生物です。
微生物なので、もうー、ありとあらゆるところにうごめいています。
にもかかわらずに、
人間が風邪をずっとひかない理由は、
身体の免疫システムのおかげなんですね。
私たちがわからないだけで、免疫力システムは細菌やウィルスから継続的に戦争をして守ってくれているからです。
ただ、免疫システムを機能させておくには、いつもたくさんエネルギーが必要になります。
免疫力にはボランティアはありません。
まず必要なのは免疫システムを育成教育するエネルギー。
人間としてしっかりと免疫システムを働かせるには生後から約13.4年という年月がかかるのです。
これは、戦争の現場では、10年以上のトレーニングを積んだ兵士が最前線で戦っているのと同じことです。
更に戦いには武器がモノを言います。
ウィルスや細菌との場合は免疫は抗体という武器を使います。
当たり前なんですが、武器はただでは手に入りません。
抗体をつくるには非常に多くのエネルギーが使われるのです。
また、優秀な兵士が揃ったとしても、彼らを生かす食料や水分、武器を補給するエネルギー兵站がないと、部隊としては機能出来ません。
エネルギーがどれだけ大切かが分かりますね。
ここで冬になって寒くなると熱を産生するためにエネルギーを使うと、
免疫システムへ使えるエネルギーは不足するわけです。