ストレスは必要なもの?
多くの人が今、ストレスと呼んでいるものは、
勉強や練習や仕事のようなものは、
実は人間にとって必要な刺激 である場合が少なくないんです。
本来使われるべきストレッサーは、
戦争に駆り出されたソルジャー達の受ける刺激の様なものに対して使われてきたのですが。
そう考えてみると、撲滅すべきストレッサーはそれほど多くはないかもしれませんね。
前回書いたように、
ストレッサーを見極める力をつけるだけで、ストレスに対してずいぶんと楽になる方もいらっしゃると思います。
改めて考えて観察すると、一般的に言われてる、ほとんどのストレッサーは、
実は悪いものではなくて人間にとって必要なものなんじゃない?
みたいな発想ですね。
仮に、
その外部刺激によって、
だんだんとストレ ス状態になり、
思考が不機嫌になり、
身体が硬くなってくると、
身体や心は健康ではなくなります。
思考が、
ストレッサー外部刺激を悪いと考えている時点で不機嫌になります。
ストレッサーは悪いものと意味づけすること自体がス トレス状態を作ってしまう思考から、
いやいや、待てよ。ストレッサーは必要なものちゃうかな?
ストレッサーは成長させてくれるやん。
そもそも ストレッサーのお陰で生きていられる事に気付かなかったわ。
などと考えれるだけでも、
ストレスは軽減されるんです。
私たちの言葉の使い方や思考の印象づけや意味づけによって身体に対する影響は変わってしまいます。
仕事のことを遊びと言い換えている人もいますね。
仕事という言葉にすでにストレッサーとしての 意味づけがされてしまっている場合、
遊びには楽しさが意味づけされています。
やることが同じでも、
呼び方 とその習慣によって、意味づけが大きく変わってくるんですね。
意味づけを変えると言っても、
例えば「この満員電車もいい刺激だと思わなくちゃ」と考えるのではない。
満 員電車のようなストレッサーは悪いものだと決めつけていることがよくないということなんです。
パートナーに殴られ たのにこれもあの人の愛情表現なんだなどと思うのはちょっと違いますからね。