悩みを成熟させる。
こんにちは。^ ^
日本は今年、41.2 °C(兵庫・丹波)
という記過去最高の記録を出したくらい、
雨が少なく、
尋常でない暑さが続いてましたが、
先週辺りから若干温度が下がってきましたね。

今日は悩みについてのまたら違った角度の話。
この世界から、
悩みを解消しよう、
悩みをなくそう!
悩みのない人生に!!
こういうフレーズは一見魅力的ですが、
よくよく見ると、
ちょっとした落とし穴も
あるかもしれません。
確かに悩みは、
どれでもしんどいです。
でも、
悩みを遠ざけることだけを
目的にした人生は、
まるで
水の流れを止めてしまうようなもので、
やがて揺らぎや潤いを失ってしまう
可能性があります。
例えば、
とある池に小石をポイと投げると、
波紋が広がりますね、
それは一瞬水面を揺らしますが、
やがて時間と共に静かに消えていきます。
でも、もしこの池が、
波紋はもういらないんだ!!
と決めてしまったらどうでしょう?
小石は避けられ、
風もさえぎられ、
水面はずっと変わらない鏡
のようになります。
凪状態ですね。
それはそれで美しいかもしれません。
でも、
やがて水はよどみ、
透明さや輝きを失っていきます。
揺れがあるから、
澄んでいられる。
水は、
揺れることで空気と混ざり、
光を反射し、澄んでいきます。
揺れを悪いものとして避け続けると、
水はだんだん重く、
にごっていくのです。
人も同じで、
日々の中で起こる小さな揺れが、
新しい空気や光を運んできてくれます。
それをなかったことにしようとすると、
表面は穏やかでも、
中は動かなくなってしまいます。
からだも同じことをしています。
肩が張るとき、
息が浅くなるとき、
関節が重く感じるとき、
それはからだの中の小さな波紋です。
この波紋を完全になくそうとしたり、
全く無くしてしまえとするのではなく、
そっと手を添えて、
ゆっくり形を変えてあげる。
すると、
水はまた自分の道を見つけ、
流れ出します。
揺れとともに暮らす。
大事なのは、
波紋を避けることでも、
波紋を大きくすることでもありません。
ただ、
その広がりを見ていること。
そして、
その広がりと一緒に呼吸していること。
揺れがあるから、
澄んでいられる、
それは、
水も、人も、同じことなのかも知れません。




























































