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こんにちは!
身体の中の「間」を取り戻す期間、
4月17日から春土用に入りました。
今年の春土用は5月4日まで。
そして5月5日に、立夏を迎えます。
春から夏へ。
季節が静かに受け渡されていく時間ですね。
何かを強く進めるための期間
というより、
次の流れへ移る前に、
いったん「間」を取り戻すための
期間なのかもしれません。
武術や身体操作でもそうですが、
次の動きが美しく出る前には、
必ず「間」があります。
そこに余白があるから、
力まずに移れる。
崩れずに次へ行ける。
でも、その「間」に不安が入り込み、
前の姿勢にしがみついたり、
力で進もうとしたりすると、
動きはたちまち重くなります。
季節の移ろいも、少し似ています。
身体はもう、
春の身体のままではいられません。
昼間なんかかなり暑くなってましたしね。
知らないうちに、
夏へ向かう準備を始めています。
呼吸も。
眠りも。
巡りも。
重心も。
全部が少しずつ、
次の季節へ向かって動いています。
けれどそこに、
「ちゃんとしないと」
「まだ頑張らないと」
「止まってはいけない」
そんな自分の圧がかかり続けると、
身体の中のスペースは少しずつ潰れていきます。
春は、
思っている以上に“頑張り”が
入りやすい季節かもです。
環境の変化。
人間関係の変化。
家族の節目。
新しい流れへの適応。
表面ではうまくやれていても、
身体の奥ではずっと微調整が続いていた。
そんなことも、
少なくないかなと。
東洋的には、
春は「肝」の季節とも言われます。
それは単に肝臓という臓器だけの話ではなく、
筋膜や腱、目、そして
全身のつながりに関わる季節
として見ることもできます。
だからこの時期は、
筋肉がピクピクする
足がつりやすい
目の奥が重い
呼吸が浅い
歯を噛みしめてしまう
眠っても芯から抜けない
そんなサインが出ていても、
それは身体が壊れているというより、
何とか整えようとしている
途中なのかもしれません。
不調は、敵ではありませんからね。
身体の中の「間」が少なくなっていますよ、
と教えてくれている合図のこともあります。
だから春土用に大切なのは、
何かを足して整えることより、
生活の中で少し引いて、
余白を戻してあげることです。
食べ過ぎない。
見過ぎない。
考え過ぎない。
頑張り過ぎない。
腹八分目にして、
内臓の仕事を少し軽くする。
スマホやPCから目を離して、
遠くや空を見る。
少し早めに休んで、
重力に身体を預ける。
それだけでも、
身体の奥では、思っている以上のことが起き始めます。
無理に前向きにならなくてもいい。
この時期は、
自然に主導権を少し返すくらいでちょうどいいかも知れませんね。
春土用は、
止まるための期間ではなく、
内側のスペースを創り直す期間です。
余計な圧が抜けて、
身体の中に静かな「間」が戻ってくると、
連休明けの日常は、
前よりもずっと自然に流れ始めます。
頑張って動くのではなく、
動ける状態に還っていく。
この春土用は、そんなふうに自分の身体に委ねてみる時間でもいいのかもしれません。




























































