カジノで外貨が稼げない理由
こんにちは。
続、吉野敏明先生のシェアです。
日本にはカジノが出来ても、
インバウンドで外貨は絶対に獲得できない、
断言する‼
その理由は日本には
『ジャンケット』制度がないからだ‼
ジャンケットとは一体何なのか?
ジャンケットとは、
超富裕層で、
一回に数百万から数千万円を賭けるような、
いわゆるハイローラーという者を、
カジノに招待をして、
そのまま接待をする、カジノ業者のことだ。
これはカジノVIP特典の1つだ。
カジノ運営側と、
ジャンケットで契約が結ばれている。
運営側が紹介した招待客が
そのカジノで資金を使えば、
その一部の金額がジャンケットの利益としてはいる仕組みだ。
このジャンケットが生み出されたのが
アメリカのラスベガスだ。
このシステムは
フィリピン、マカオなどで起用されおり、
特にマカオは物凄い。
ラスベガスに続き
マカオがカジノ業界に繁栄まで至ったのは、
このジャンケットの存在が
あったからこそだと言われている。
もちろん、
シンガポールやラスベガスにも
ジャンケットを起用しているが、
これらの国では厳しい制限が設けられている。
そもそも日本では
ジャンケットは厳しく規制されていて
できない。
それどころか、
日本には外貨の持ち込み規制がある。
日本は、
外為法によって対外取引に
規制(許可・承認、届出)を義務づけており、
テロリストや
北朝鮮などの核兵器開発の支援になるような資金や物の移動を防ぐことを目的として
『100万円相当額以上の現金(外国通貨を含む)・小切手・約束手形・有価証券・重量が1キロ以上ある、純度90%以上の金地金』
などを持ち出したり、
海外から持ち込んだりする場合、
外為法第19条(及び外国為替令第8条の2)によって、
日本の税関に届出が必要なのだ。
知らずに無届で行うと、
5年以下の懲役
もしくは5百万円以下の罰金が科せられたり、
6月以下の懲役
または50万円以下の罰金が科せられたりと いう罰則規定が適用されてしまう。
だから、
中国人富裕層にガンガンお金を使わせることは、
外為法とジャンケット制度が無いことで、
不可能なのだ‼
しかも、
大阪夢洲にIRにカジノは
MGMリゾートの一件しかない。
ラスベガスやマカオにいってみればわかるが、
多数のカジノがある。
ならば、
わざわざたった100万円以下のカネをもって1件のカジノに行くより、
富裕層はジャンケットのある
マカオやフィリピンに行った方が面白いに決まっている。
ゆえに、
夢洲のカジノで外貨を稼ぐことは
不可能なのだ‼
日本人が
ギャンブル依存症になるだけなのだ‼
となると、やはり開発費用や、
維持費用はもとより、
依存症に対する医療費や、
治安の不安定などを考えると、
いらないですね。