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夢州は地盤がやばい。 | 淀川区十三 荻野接骨院

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夢州は地盤がやばい。

2023.04.04 | Category: その他,日本人として

こんにちは。

今日も、

 

続、吉野敏明先生のシェア。

 

大阪の夢洲の歴史を知る。

夢洲は、元々単なるゴミの処分場だったから、

汚染や液状化問題から逃れられないのみならず、

地質学的に永久に地盤沈下する土地なのだ‼

 

今回も長文であるが、

特に大阪の人は自分たちの将来と税金と生命の安全がかかわるので、

必ず精読してもらいたい。

読む時間が無いのなら、

シェアするなどして、

あとで何回もじっくり精読してもらいたい。

さて、

大阪湾の人工島は、

なぜ永久に沈下するのか!?

 

先ずこの重大な事実すら、

府民がしらないので知ってもらいたい。

 

そして大阪湾の人工島が

永遠に沈下する理由をを知るには、

 

大阪湾の海底の地盤の歴史を

学ばなければならない。

 

海底の歴史とは、

地球の歴史そのものだ。

 

大阪湾の海底の地層は、

砂や粘土が幾層にも積み重なり、

それらは岸から沖に向かって厚くなっている。

 

地層の一番上には

『沖積層』と呼ばれる、

とても柔らかい粘土層が

20m程の厚さで堆積している。

 

 

その下には『洪積層』と呼ばれる、

硬い粘土の層と、

砂や礫の層が交互に重なった層が、

なんと、

200m以上の厚さで堆積している。

 

ここで大阪湾と別府湾の二つは、

極めて特別な海底で、

地質学的に永久に埋没しようとしている場所だ。

その反対が富士箱根伊豆で、

永久に盛り上がる土地だ。

 

伊豆半島はかつて島で、

フィリピン辺りから日本列島に向かって動いてきた島だ。

 

それが日本列島に衝突して、

土地がせりあがったのが富士山だ。

 

その力が強くかかったときに、

富士山や箱根山は噴火する。

 

富士箱根伊豆が火山帯で、

温泉が沢山あるのとおなじように、

大阪湾も沈下を続ける土地なのだ。

 

それは、

人間の力ではどうしようもない、

超大自然の力。

 

だから、

関空はジャッキがあり、

沈下するたびに空港を持ち上げているのだ。

 

 

ところが、

夢洲は単なるごみの最終処分場だった。

 

 

 

終戦直後(1945〜1955) のゴミの埋め立ては、

市内の戦災の空地や、

湿地帯を探して、

埋め立てを実施していたが、

 

すぐにいっぱいとなり、

1955 (昭和30)年頃から近郊市町村に

属する池、低湿地を利用した。

 

それでも、

すぐいっぱいになってしまったので、

海面埋立地の建設と、

排水処理施設の設置を開始したのだ、

 

大阪市では、

明治から戦後すぐまでは、

ゴミは半分がそのまま海洋投棄、

半分は焼却して低地を埋め立てていた。

 

 

1966 (昭和41)年以降は、

市内の海岸ないしは低湿地に、

大規模な土地を確保し、

埋め立てを実施した。

 

image

 

 

それらが表1の上3つの処分場である。

南港は大阪港内を埋め立てた港湾造成地の中央部付近、

 

鶴見は内陸部の低湿地、

 

矢倉は地盤沈下により土地が海面下に沈み、

護岸の一部が、

海面上に出ている土地であった。

 

これらの埋立地の特徴は、

地下鉄工事の残土を使用したものであったが

中間覆土が実施され、

ショベルドーザ、

ブルドーザ等の重機が使用されて、

建設されるようになったことである。

 

 

しかしこれら処分場では、

遮水工事はほとんど行われず、

浸出水対策もとられなかった。

 

 

また、

メタンガスなどが廃棄物から発生し、

火災も多く発生し、

大規模なものは鎮火に数日を要した。

 

 

そもそもがゴミなので、

害虫等の発生も多数あり、

当初は殺虫剤の散布が行われたが

充分とはいえない状態であった。

 

 

当時のゴミ処分場は、

極めて衛生状態も悪く、

危険な土地であったのだ。

 

その後、

発生ガスについては

集ガス管を敷設して燃焼させることになった。

 

1961 (昭和36)年あたりからの、

ごみ排出量の急増により、

埋立処分量が激増し、

1971 (昭和46) 年度にはピークに達し、

年間の埋立処分量は約73 万トンと、

1955 (昭和30)年時点の3 倍にも達した。

 

このため、

表1 の3つの処分場の埋立が終了すると、

もはや内陸部に大規模な埋立地の確保は

不可能であると判断し、

新たな処分場の設置として、

海洋埋め立てが行われたのだ。

 

 

これが、現在の、夢洲なのだ‼

 

​これら港湾の埋め立てに使われる物は、

焼却されたゴミに加え、

建設で発生する浚渫(しゅんせつ;川底の土砂やヘドロを取り除くことを浚渫という。 浚渫の目的は、洪水や高潮などによる災害を防止するため川底を掘削川の水位を低下させること、川の水質改善のために行なわれる)

 

土砂、

上下水道の脱水ケーキ(脱水ケーキとは、浄水場処理過程で原水に含まれる浮遊物質、

下水処理場や一般企業の排水処理場における濾過処理で発生する汚泥を濃縮して脱水した後に残った固形の物)、

 

公共工事から発生する残土等が使われた。

 

1970 (昭和45)年、

大阪市の関係各局が集まって、

廃棄物発生量とその処分地確保についての

会議をもち、

大阪港北港北地区(現、舞洲) を、

埋立処分場とする計画案を作成した。

 

1976 (昭和46)年には、

大阪市公害対策審議会の了承を得た。

 

当時、

大阪湾の汚濁は瀬戸内海汚染の

一環として大きな社会問題となっていた。

 

 

その汚染物質には、

BOD, COD の他、

窒素・リン・重金属なども問題もあった。

 

 

先述のように、

そもそも明治時代~戦前までは、

約半数のゴミが海洋にそのまま投機されていたからだ。

 

このため,

衛生研究所では大阪市環境事業局の委託を

受けて排水処理方法を検討し、

埋立地の水面を酸化地

またはラグーンとして利用し,

その浄化作用を促進するために,

フローティング・エアレータ等の曝気装置を設置して、

埋立地全体を浄化することとした。

 

ラグーン処理施設の仕組みとは、

ラグーン(サンゴ礁のような池)を作り、

1.5~2.5mの水深をつくり、

上層部では好気性処理、

下層部では嫌気性処理が行う。

 

 

滞留時間は、5~30日程度が一般的で、長時間の滞留により、

上層部には藻類は繁殖して、

藻類の光合成によ り水中に酸素が供給され、

この藻類から供給された酸素により発生する好気性菌が、

流入下水中の有機物を分解処理する。

 

 

もともとは1970年から

ゴミ処理場として焼却物や建設残土などで埋め立てられた夢洲。

 

その後、

北側の舞洲、南側の咲州を含めて

1980年代に『テクノポート大阪計画』という人工島の有効活用が検討されましたが、

バブル崩壊の影響で崩壊し、

幻となった。

 

 

本来は、ここで諦めておけばよかったのに、

2008年のオリンピック開催地として

大阪が立候補した際、

夢洲を選手村にする計画をしてしまった。

 

しかし、

オリンピック招致に失敗したので

「負の遺産」としてしか使い道がなくなった。

 

それを、

今度は2025年の大阪万博、

あるいはカジノ・総合リゾートとして使おうとしているのだ。

 

本来、

夢洲とは都市化によって増加したゴミが捨てるところが無くなり、

苦肉の策で海洋埋め立てされた経緯があったのだ。

 

そこを何とか(もともとタダの土地なので)使えないか、

と目論見、2度失敗しているのだ‼

 

 

繰り返し述べているが、

ここは地質学的に、

永遠に沈下する場所なのだ!!!

 

 

単なる公園にしているのなら、

大きな問題は起こらないが、

関空の様にくい打ちすらしていない土地

(その関空ですら、地盤沈下が日々進んでいる)に、

 

巨大建造物などを建てたら、

阪神大震災のような大地震がきたら、

どうなるのか⁉

 

これまでも、

夢洲造成に3000億円以上が投じられ、

土壌汚染に360億円、

液状化対策に410億円、

その他合わせて790億円もの税金が投入されているが、

これに地盤沈下対策費が入っていないのだ‼

 

 

これを、

永遠に大阪府が夢洲に税金を投入しつづけてよいのか⁉

 

賢明な大阪市民・大阪府民ならわかるはずだ

海上からみら大阪南港のコスモタワー 南港,海,大阪港の写真素材

とのことです。

私は初めて聞く話ばかりでしたね。