発達障害と思われるならば、気をつけたい食事
発達障害と思われる方は、
多動がある、人と目を合わすことができない、集団行動がままならないなどでご相談を受けます。
発達障害と言われたり、その可能性が見える場合は、先ずは食事が一番の施術になる事を知って下さい。
流れとしては、
先ずは有害なものを、排除します。
例えば、小麦や、乳製品です。
これらは腸にダメージを与えるからです。
腸は栄養を吸収するところですが、
その腸の働きが悪いと、栄養素をしっかりと吸収できなくなります。
発達障害と言われるお子さんは消化酵素不足している場合が多く、
たんぱく質の中でも、
とくに分解が難しく、腸に炎症を起こすと言われているのが、
「グルテン」と「カゼイン」です。
「グルテン」は主に小麦製品、
「カゼイン」は主に乳製品に含まれているのです。
これらのたんぱくは、
胃酸不足や消化酵素不足の人には、「アミノ酸」にまで分解ができずに、
「ペプチド」として腸粘膜に傷をつけるのです。
「アミノ酸」より分子の大きい「ペプチド」は、
小腸にとって刺激となります。
このような未消化の食べ物が次々に腸粘膜に傷をつけていくことで、
しだいに腸粘膜の網目が粗くなり、
ついにはアレルゲンやや有害物質、毒素を血液中に通してしまうことになります。
これをリーキーガット症候群といいます。
また、「ペプチド」のような未消化のたんぱく質が腸内にあふれていることで、
これらは腐敗し腸内の悪玉菌を増やしてしまうことにつながり、
ますます腸内環境が悪化していきます。
後、
これから子育てをされる場合は、
離乳食の与える時期に気をつけて下さい。
本来、生後半年では、
母乳や乳児用ミルクを分解する酵素しか分泌されていません。
赤ちゃんが母乳以外に含まれるたんぱく質を分解できる酵素が十分に分泌されてくるのは、
生後1年ほどたってからだそうです。
しかし、母子手帳とおりに生後5か月頃から離乳食を開始すると、
消化能力や小腸の粘膜が未成熟な赤ちゃんにとっては大変な負担になります。
更に砂糖なんかには注意です。
腸内が荒れてくると、
カンジタ菌が増えてきて、
それらカビから産生するアルコールやホルムアルデヒドなどの毒素が、
神経を刺激して発達障害の症状をひどくしたりもします。
カビは砂糖大好きです。
またグルタミン酸ナトリウムと言われる旨み調味料にも注意が必要です。
これらは、外食系にはほぼ入っていることが多いです。
理由は、化学調味料として、舌にうまいと感じさせれることと、中毒を起せるからです。
では天然のグルタミン酸は?
これは天然の出汁に入っています。
グルタミン酸は、本来、記憶力を高めたり、興奮を調整したりと、無くてはならない神経伝達物質です。
ただ、この「グルタミン酸」を外から摂ることは、好ましくはありません。
なぜならば、発達障害のお子さんの脳内ではもともと「グルタミン酸」が多く出過ぎてしまっているといわれています。
それにより、突出した記憶力や並外れた頭脳を持つような自閉症のお子さんも中にはいます。
調味料として使われるので、
わかりにくいですさらに、
本来であれば「グルタミン酸」は「ギャバ」という神経伝達物質に変換されます。
GABAはストレスを抑制する働きで有名になりましたね。
しかし不思議なことに過剰すぎる「グルタミン酸」は、「ギャバ」への変換が抑制されてしまうそうです。
本来GABAは、発語や会話能力に関係する神経伝達物質です。
ですから、発達障害のお子様の中には言葉の発達に遅れがみられることがあるようです。
つまり「グルタミン酸ナトリウム」の食品添加物はもちろん、
天然のグルタミン酸にも注意が必要です。
小麦はグルタミン酸が多いので気をつけて、後は海苔、トマト、白菜、ほたて貝などを控えめにするなどすると良いですね。
大豆などに多いアミノ酸である、
アスパラギン酸。
天然は大丈夫ですが、
これも人工甘味料のアスパルテームとしての摂取には注意です。
アスパラギン酸は「グルタミン酸」と同じく脳内の神経伝達物質として働いていて、神経を興奮させる作用があります。
ジュースやお菓子に入ってたりしますから気をつけましょう。
その他、有害になるものとしては、
水銀(魚、アマルガム、ワクチン)、
調理器具のアルミや銅、
プラスチック容器・ラップ、ペットボトルなどの成分も有害になります。
これらの知識の上で、
腸内や自律神経の調整、
頭の歪みなどを調整する事で、改善されるケースがあるわけです。