背骨のゆらぎと、自然治癒力の発動!
今日はちょっと難しい話。
物事は秩序あるものから無秩序の方向に動く。
これをエントロピーの増大といいます。
この絶対である自然法則に待った!
と発言して、
無秩序から秩序ある方向に動くこともあるやん!と、
それを自己組織化とよぼうやー!
と、1980年にエンリッヒ・ヤンツさんは提唱されました。
このエントロピーに逆行し秩序を形成するシステムの可能性を
物理学的にゆらぎと呼んで、
1960年代末に、イリヤ・プリゴジンという凄い賢い人が、
散逸構造論としてまとめて
発表してノーベル化学賞を1977年に受賞しました。
無秩序と混沌の中で絶えず発生する
ゆらぎが
ポジティブ・フィードバックを引き起こした時に、
自己組織化の過程を通して、
混沌から秩序ある構造が自発的に生じてくるという考えです。
なんか、わかりにくいですよね。
普通に起こらない奇跡の事って言ったら簡単ですが、
なんともわずかながらの可能性のことを彼はゆらぎと呼び、
全てが、粒子自体が勝手に崩壊に向かって進む宇宙の中で、
なんか知らんけど、
バラバラと勝手に動いてたら、
奇跡か?偶然か?という感じに起こる隙間的、偶発的な要素が起こって、うまいこといったわ!
って感じです。
また、
自己組織化とは、
幾何学的な形状を持つ雪の結晶の成長や、
孔雀の羽に浮かび上がるフォトニック結晶構造に由来する模様や、
シマウマのゼブラ模様、
心臓の鼓動など、
様々な自然現象の中にも見出すことができる、
生物の細胞がDNAを設計図として機能を持った組織を作り出す現象も、
極めて高度な自己組織化の結果と考えられている。
と、ウキペディアに書いてます。
そもそもエントロピーの法則は強力で、
例えば企業も社会もまたこの法則から逃れることはできず、
今までの企業観はより安定を求めるために、
社会環境に適応できることこそが、
善とされていたので、
不安定なゆらぎを排除してきました。
国や会社はできるだけゆらぎをなくすために、
法律や規則を作って来ました。
だけど、
時代は変わりつつあります。
まだ、なんか自転車の法律とかまで厳しく作ってますけど。
混沌から秩序ある構造が自発的に生じてくることなど考えも及ばないからですね。
時代はゆらぎを求め始めています。
私は沖縄大好きなんですが、
なんか雰囲気がもうゆらいでいるからかもしれません。
ゆらぎも自然の一部です。
当院ではゆらぎを使った背骨の調整をしています。
ゆらぎは、自然治癒力を起こす道とも言えます。
ゆらぎを持った自然治癒力は、破壊、老化という混沌に逆らい、
整体されていくからです。