機械論と近代医学。
医学には機械論と、生気論という二つの軸があります。
機械論とは、
人はバラバラにしても組み立てられるという考えです。
目に見える現象。いわゆる、
心とか、精神とか、意思とか、霊魂とか、
そういった目に見えない概念を用いずに、
決定的な因果関係のみを用いります。
力学的な因果連鎖を解釈したりして処置を行います。
生命に対しても、
物理科学的な法に従って、
目に見えない生気や、
神秘的な自然治癒力はない
という見方をしています。
私から見たら、そんな馬鹿な?!
と思いますが。
だって、西洋医学の父、ヒポクラテスも、
人の身体に存在する素晴らしい医者達を働かせる事が施術であり、また、それしか出来ないと言ってましたが。
いつの間にやら、政治的思惑からか、近代医学の根本は機械論にすり変えられたみたいですね。
その裏側には、唯物論という哲学が土台として成り立っています。
20世紀は、唯物論の完勝でしたね。
この考えとはまた違うのが、
21世紀になって少しずつ回復してきた生気論です。