風邪薬を飲みますか?
飲んでも病気は治らないって?
薬局で誰でも買える市販薬より、処方薬のほうが副作用のリスクも高いものが多いようで。
これを「ハイリスク薬」と言いますが、代表的なものに抗がん剤があります。
抗がん剤にはがんを叩く強力な効果がありますが、髪が抜けたり、味覚を失ったりと、副作用も強い。
中には、かつて毒薬として使われた成分が元になって開発されたものもあるくらいですから、リスクが高いこともお分かりいただけるでしょう。
飲んでも治らないには、
風邪薬や、高血圧、糖尿病といった生活習慣病のクスリなどが代表的ですが、これらは症状を抑えるものであって、病気を治すクスリではありません。
風邪薬は、熱を下げたり鼻水を止めたり、症状を抑える効果はありますが、風邪そのものを治すわけではない。
熱を下げようと思って解熱剤を飲み続ける人もいますが、無理に熱を下げる必要はありません。
発熱しているということは、まさにいま体の中で異物を排除するために防御反応が起こっているということ。
その反応を無理に抑えてしまうと、逆に治りが遅くなってしまう可能性もあります。
仕事などがあって、どうしても熱を下げないと困るというときにだけ、解熱剤を飲めばいいのです。
全く使わないというよりも、状況に合わせた使い方を知ることが大切ですね!