痛みと傲慢
ここも痛いし、
あそこは痛いまんまや、
そういえばこっちも痛いわと、
口ずさむクライアントに限って治りが悪いのは、この医療業界では定番の法則なんですが。
(フォーカスするものが増殖する法則)
これは一つには、
なかなか原因に対してフォーカスせずに、
痛みと言う結果だけに振り回されている、
そして、
そのことによってエネルギーを消耗してしまっているからでもあります。
でも気持ちもわかります。
そういう風に考えるのが楽ですからですね。
しかし、
本来、大抵の痛みという結果には原因があります。
構造的、生理学的、心理的に、ですね。
ニュートン力学的に考えられたこの世界観では、
結果は、原因なくしてあらわれません。
必要あって現れているわけです。
『量子力学はまた別です。観察が絡み、原因と結果がない世界ですからー。自然物に原因も結果もありませーん。という考えになります。私は実はこっちが好きです。』
痛いと訴えることで終わってしまい、
その原因を追究することには、もちろん耳に入って行かない。
無理矢理入っても抜けてしまう。
痛みは、自分には関係ない。
痛みは痛み、
責任は外部にあると思ってはるかも知れませんね。
そういう考えもありますし、
霊のしわざとかね。
その可能性を否定もしませんが、
多分、それは人間関係や、環境関係にも現れてくるんじゃないかなと思われます。
簡単に言えば、
いわゆる傲慢というものですね。
心の歪みは、身体の歪みでもあります。
逆もしかりです。
要するに、身体さんにありがとうって気持ち忘れてませんか?
痛みは身体からの訴えでした。
潜在意識って呼んでもいいですけど。
身体の声を元に、
重要なところに耳を傾けて、
生活を見直す。
これが治療ですね。
痛みを消すのは他人じゃなかったりします。
自分自身だと思っているあなたの身体が主役。
そんな、
身体が喜ぶことをやってますか?
先ずは、
痛いところじゃないところにもたくさん注目してあげて下さいねー。