柔突きと無刀捕りの稽古
今週の武術稽古は久々な方が多くなりましたね。
先ずは基本の型から始めて、
正拳突きのにぎり柔をやりました。
にぎり強く正拳突きで押すと痛いし耐えれますが、
にぎり柔らでやる正拳突きは、崩れてしかもあんまり痛くないです。
ケガをさせないのが大切ですからね。
コツは強さと弱さの両方の幅。
強いものは弱いものの実になり、
弱いものは強いものの実になるから、
強いも弱いも大切という中庸の再現の練習です。
これが出来れば一瞬で対立せずにを目指して、
それを
外受けで、
正面打ちで、
平手打ちで、
最後は歩きながら、すれ違いの動きの中で行いました。
強くて見せて柔らかく。
弱くて見せて猛々しく。
それを身体の手で表現するわけですが。
無刀捕りは、
刀を持っている相手に対して、こちらは無手で向かい合い、場を制するという様なものです。
真剣白刃取りが有名ですかね。
難しいですが、
最低限、剛柔陰陽の柔らかな手でないと反応されて、
斬られてしまいます。
私は以前に、
無刀捕りとは実際に、
手を培った経験を、
刀を捕ることに使わずに、
刀をコントロールすることに、
刀よりも空間で人間関係を無刀捕りする、
すなわち人生をコントロールすることが無刀捕りだと教わりましたが、
そんなイメージを持っての向かいの稽古でした。
最後は、空間の中での強弱の振幅を使った合気下げを皆さんでやりました。
ありがとうございます。