ミルクを電子レンジは危ない
この、ブログを読んでる人にはいないでしょうが、
レンジの使い方注意の話です。
なにに?ということですが、
母乳を温める時にです。
電子レンジは食べ物をすばやく加熱しますが、乳児の哺乳瓶を温めるために使うのは勧めれません。
電子レンジで温めた哺乳瓶は、
触れても熱くないですが、瓶の中のミルクは大変熱くなっていて赤ちゃんの舌とのどを火傷させやすいです。
また哺乳瓶のような密閉容器は、
蒸気が充満して爆発する恐れもあります。
さらに哺乳瓶を電子レンジで温めると、分子レベルですが、ミルクの成分がわずかに変化することもありますし、
粉ミルクの場合もビタミン類がいくらか失われているかもです。
母乳を電子レンジすると、
母乳のもつエネルギーも変わってしまうかもしれません。
栄養学的には、
ミルクを電子レンジ加熱するとある、
特定のトランスアミノ酸が合成シス異性体に変化したそうです。
合成異性体は、シスアミノ酸であれトランス脂肪酸であれ、生物的には活性化していません。さらに、Lプロリンというアミノ酸の一種は、神経毒性と腎毒性があることで知られるD異性体にまで変化するそうです。
昔、電子レンジで温められた血液はを投与された人が亡くなる事件があったみたいですが、たかが振動。されど振動ですね。
それくらい、何が起こっているのか、まだまだわからないのが電子レンジです。
必ず鍋に水を入れてその中に哺乳瓶を浸けて熱するか、
湯せんするかして温めて授乳する前に手首にとって味見すれば、数分間余計に時間がかかるかもしれませんが、
安全な方法ですね。