卵子の休眠。
ふつう、細胞には寿命があります。
最高でも3ヶ月ほどで新陳代謝が行われ入れ替わるのです。
精子の場合は約10日もすれば死滅して白血球に吸収されます。
ではなんで卵子は赤ちゃんの頃から約40年以上も生きているのでしょうか?
それがコールドスリーピングじゃないけど、
休眠しているからです。
卵子には細胞にはない休眠能力があるんです。
月経不順で生理が何年も自然に来ない方が、約3ヶ月から半年は結果が出ない理由がコレです。
卵子が目覚めるとは、休眠中には何もしていなかった遺伝子がある時に、何らかの理由で成長の過程を再開するということです。
ただ、どんな法則によって目覚めるのかはまだはっきりとはわかっていません。
しかし、きっかけがあり目覚めれば、原始卵胞から一次卵胞までか約3ヶ月。
そこから前胞状卵胞、二次卵胞、成熟卵胞までが約3ヶ月。
ようやく準備が出来た何十個の中の卵胞の一つが破裂して卵子として排卵するわけです。
臨床上、目覚めのきっかけは、
脳のホルモンや、内臓のホルモンが関わっているのは確かな様ですが。
ちなみにこの選ばれた?卵子は、最高の卵子ではなく、最高の卵子や最悪な卵子の数十個の中から偶然性が働き選ばれる様です。
基準としては卵胞の大きさ関与しているみたいですが。
大きければ良い卵子とは限らないわけです。
受精できるほどの、質の良い卵子はそうそう沢山ありません。
若い人で三分の一以下、
年齢が上がると十分の一の確率だそうです。
その中にいる受精できるはずの破裂しなかった卵子は、アポトーシスとして自ら壊れ消えていきます。
勿体ないですよね。
その確率をあげるには細胞の若返り、ミトコンドリアのエネルギー生産力が必要です。
ではミトコンドリアのエネルギー生産をあげるにはどうしたら良いのか?
それが早く寝るという事なんです。
早く寝る時にミトコンドリアは活動が高まるからです。
だから寝てね?と伝えてる訳です。