鉄分と白髪
過酸化水素と言えば、要するにオキシドールですね。
髪の脱色剤にも使うやつですね。
でもなんで過酸化水素が?
日々新しい毛を作り出している為に、
毛包では活性酸素(過酸化水素)がどうしても発生してしまうんだそうです。
ただ、若年層では、活性酸素を無害化する「カタラーゼ」という酵素が体内にた〜〜くさん存在するので、まったく問題ないそうなんですね。
仮に過酸化水素が増えて処理できなくてチロシナーゼが弱っても、回復させる酵素もあるので問題が起きにくいそうです。
ところが加齢と共に、毛包の中の過酸化水素の量が増え、
更にカタラーゼやチロシナーゼ酵素を回復させる酵素も、両方減ってしまうことで、
過酸化水素を制御できなくなり、白髪を招いてしまうそうです。
もっとも頻繁に発生する活性酸素は、
スーパーオキサイドですが、
これを体内のSOD酵素が火消しにあたります。
その時出来るのが、
酸素と過酸化水素です。
これだけでなく過酸化水素は、
呼吸やエネルギーを作る時にも発生します。
過酸化水素を無害化するのが、
カタラーゼという酵素です。
カタラーゼは鉄を中心骨格とした酵素ですから、鉄分不足ではカタラーゼが体内で作れません!
だから白髪には鉄なんですね。
鉄の多い食品として、
きくらげ、ひじき、あおのり、煮干し、抹茶、干しエビ、あさり、しじみ、焼き海苔、パセリ、ココア、豆味噌、くるみ、ゴマ、松の実、カシューナッツ、アマランサス、切り干し大根、きな粉、全粒ハトムギ粉など。
過酸化水素は
グルタチオンペルオキシターゼと言う酵素でもやっつけられます。
これはセレニウムを必須とする酵素です。
かつお節、しらす、高野豆腐、湯葉、ゴマに多いみたいです。