空間の間合いと違いと、変化する技
今週の稽古はまた間合いです。
間合いを取れないということは、
自分の身を守れないということで、
私たちは本能的にそれを避けます。
達人の間合いは危険に近づけない間合いだと聞いたことがあります。
間合いは繋がりの練習にもなりますし、
皮膚感覚の稽古にもなります。
距離が近づき過ぎると、
相手の心の状態に必ず何らかの変化が生じ、
離れ過ぎると何の変化も起こせない。
変化のきっかけをつくるギリギリのラインまで入り、その相手の起こした変化をまたキャッチする。
そんな風に距離感を磨くことは、
コミュニケーションであり相互の関係があるんだという武術の基本の基本を学びました。
基本は大切ですし、すぐに出来ないですが、
だからこそ稽古のやりがいがあります。
間合いは毎回変化します。
空間は共有してますが、意識でみんな違います。
間合いから、この違いを学ぶのもまた楽しいです。
違いがあるから、学べます。
この世の総てが均一に出来ていたら、
違いがなければ何も生み出されません。
間合いの違いが
新しいものを生み出します。
新しい技になります。
違いを排除したら、そこには何も生み出されなくなります。
整体でも同じです。
違いが違和感が、異状があるから健康がわかります。
触った時、検査の時、私が見つけるのは異状です。
でも、逆もあります。