現在の武術の可能性
武術とは生き延びる為につくられてきたもの。
生き延びる為とは、簡単に言えば、自分と他人の様々な形の交渉というやり取りの中で、ですね。
ですから、それは時代とともに形を変えてきています。
初めはどついたり投げたりから、刀や斧で斬ったり、槍ができて突いたり、弓ができて、鉄炮ができて。更には爆弾ができて、法律を武器にしたり、戦艦や飛行機ができて、今ではサイバー兵器として、目に見えない色んなウィルス兵器や、植物の種の独占や、地震発生装置までを使って、どんどん規模が大きくなっています。
武術とは、突きや蹴りだという認識は、間違いだという事になります。
まして、戦国時代とかならまだ知らず、
現在で武術でいう突きや蹴りをしたら、暴行傷害罪になってしまいますね。笑
では、現在見える世界での武術とは、
やはり自分の身体を使っての人間関係の交渉の改善が本質になりますね。
結局、人は人と関係を持たずには生きていけないので、必ず関係のやり取りが生まれます。
そのやり取りを理屈ではなく、
身体を使って、気持ちを使って経験するもの。
これが私の考える武術になります。
ですから、その武術には生きていく為にとても支えになる可能性があります。
(^ ^)