高齢者の痛みの慢性化
じくじく、重い。遅い痛み。
簡単に言えばこれは酸欠による、サイン。
患部と脳の電気信号のキャチボールが痛みだというのは理解されたと思います。
生理学的に言えば、ただの電気信号で、神経を緊張させ、血管が、閉じるというサイクル。
その反射で身体は歪みを作り、硬さが出て動きぐ悪くなっていきます。
で、これらをほったらかしていると、
この単純なサイクルが継続しつづけます。
するとその内に、ちょっとした刺激にも大袈裟に感じてしまう様になります。
その内に患部がなくても痛みがでるという状態になります。
神経は極端に緊張し。
副腎髄質からカテコールアミンが、でて。
更に筋肉は収縮され血液は欠乏し、酸欠していきます。
どんどん慢性化していきます。
本来は患部があるから痛みがでてはずです。
なのに、なんの異常もないのに痛みがでてしまうのです。
これがお年寄りに多い、治らない痛みの慢性化です。
患部がないのですから、治りようがないのです。
ならば、どうしたらいいのか?
これらは、生理学的な痛みなので、生理学的なアプローチをしないといけません。
治らないからと、ほっとくと今度は骨が変形してきます。