人に任せるって何。
こんにちは。
今日からは立冬。
暦の上では、冬の始まりですねー。
冬という文字を見ると、
温かいお鍋や、湯気の立つお味噌汁が、
少し恋しくなりますね。
「今日、何食べたい?」
「何でもいいよ」^ ^
そう言われて用意したら、
「今日は、これの気分じゃなかった」(・Д・)
何でもよかったのでは?笑
食事に限らず、
「好きにしていいよ」
と言われたので、好きにしてみたら、
「いや、そういう意味じゃなくて」
と返ってくる。
家庭でも、仕事でも、
こんなやり取りは、案外あるのではないでしょうか?
料理を任せたのに、切り方が気になるな。
仕事を任せたのに、進め方が気になるな。
子どもに選ばせたのに、選んだものが気に入らない。
任せた側には、
任せた側の理由があります。
自分のやり方のほうが、うまくいくと思う。
失敗してほしくない。
あとで困る姿が、目に浮かぶ。
だから、ひと言。
そして、もうひと言。
気づけば、自分でやっていたときより、
よくしゃべっている。笑
けれど、任された側からすると、
少し不思議なことが起こっています。
手は自分が動かす。
でも、やり方は相手が決める。
自分で考えると直されて、確認すると、
「それくらい自分で考えて」
と言われる。
考えてよい範囲が、なかなか分かりません。
もしかすると、
「任せたよ」
と言った側の頭の中には、
すでに完成図があるのかもしれません。
この順番で。
このやり方で。
これくらいの仕上がりで。
相手に任せたつもりでも、
お願いしていたのは、
「自分の代わりに、
自分の思ったとおりに動いて」
ということだったりします。
それなら、手順を伝えて頼む方法もあります。
ただ、
「好きにしていい」と言われてから、
あと出しで正解が出てくると、
任された側は困ってしまいます。
たとえば、
「今日の晩ごはん、任せるね」
と言って出かけたら、
帰ってきた食卓には、お惣菜が並んでいた。
買い物に行き、
選んで、並べてくれた相手は、
ちゃんと晩ごはんを用意したつもりです。
でも、任せた側は、
「何か作ってくれると思っていた」
晩ごはんを用意すること。
手料理を作ること。
二人が思い描いていた内容は、少し違っていたんですね。
食卓に出てきたのは、
お惣菜だけではなく、
伝えていなかった期待でもあります。
もちろん、任せることは、
何でも自由にしてよいことではありません。
予算や期限。
安全のために守ること。
一緒に暮らす人が困らないための約束。
先に話しておく必要のあることは、あります。
ただ、
どうしても必要な条件と、
できれば自分好みにしてほしいことは、
分けておいたほうが、お互いに分かりやすそうです。
そして、
条件を共有したあとは、
自分なら選ばない方法が出てくる。
人に任せるってのは、
自分と違うやり方で進むことも
受け入れる、
ということかも知れません。
順番が違う。
選ぶものが違う。
時間のかけ方も違う。
そこで、「違うな」
と感じることと、
「間違っている」
ということは、
必ずしも同じではないわけじゃないですね。
案外、その方法でもうまくいったり、
自分が知らなかった工夫もあったり。
反対に、
うまくいかず、相談し直すこともあるわけで。
任せた先には、
自分の頭の中にはなかった展開が
含まれています。
そこまで含めて任せるのは、
思っているより、簡単ではないのかもしれません。
「そこは、あなたに任せます」
その言葉のあとに、
まだ口にしていない条件は、いくつあるでしょうか。
「ただし、私が思ったとおりに」
そんな小さな一文が、
契約書のいちばん下に、隠れていることもありそうです。




























































